アリババ・グループ、中国のIC設計会社を完全買収

2018/04/23(月) 11:01
 アリババ・グループ(BABA)は20日、中国の集積回路(IC)設計会社、杭州中天微系統有限公司の全株式を取得したと明らかにした。中興通訊(00763/000063)への米国製品の輸出禁止措置を受け、中国製のチップ開発を急ぐとともに、クラウドベースのモノのインターネット(IoT)事業の強化を図る。取得額など詳細については言及しなかった。市場関係者は「アリババは研究開発のレベルを引き上げ、チップ製造のコア技術でブレークスルーを打ち立てる狙いがある」と指摘した。『一財網』が20日伝えた。  杭州中天微系統は集積回路の設計会社で、コスト効率が高いオーダーメードの製品をマルチメディア系IoTやセキュリティー、ホーム、運輸、スマートシティー部門の顧客に納入している。アリババ傘下の研究所「阿里巴巴達摩院(DAMO アカデミー)」は現在、人工知能(AI)に用いられるニューラルネットワーク(脳機能を計算機に応用した数学モデル)用チップの開発を進めており、杭州中天微系統の買収をてこに、研究開発を加速する。
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