米トリップアドバイザー－下落　アナリストの目標株価引下げを嫌気

2月22日　 終値　前日比　前日比（％） ----------------------------------　　 TRIP 45.55 -1.29 -2.75％　　 　2月22日の取引で、米オンライン旅行検索サービスのトリップアドバイザー（NASDAQ：TRIP）の株価が下落した。株価は一時44.96ドルまで下落し、52週安値を更新した。アナリストの目標株価引下げが嫌気されたもよう。 　コーエンはトリップアドバイザーの投資判断を現在「アンダーパフォーム」としているが、目標株価を45.75ドルから35ドルに引き下げたと報じられた。格下げの理由として、旅行サイトはグーグルや他の検索会社との激しい競争環境におかれており、今後、2018年までに2億ドルを広告に費やすと予想し、同社の利益を押し下げるとした。また現在同社株を保有する株主には売却するよう助言した。 　同社は先週15日の取引時間後に2016年第4四半期決算を発表したが、売上高が前年同期比2％増の3億1600万ドル（市場予想：3億2700万ドル）、調整後一株当たり利益が64％減0.16ドル（市場予想：0.31ドル）とともに市場予想を大きく下回り、16日の取引で株価は11％安の46.92ドルと大幅下落した。その後21日まで軟調な地合いが続いていた。