米カンザスシティー・サザン-下落 NAFTA離脱検討を嫌気
4月26日 終値 前日比 前日比(%)
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KSU 86.78 -3.58 -3.96%
4月26日の取引で米鉄道貨物輸送のカンザスシティー・サザン(NYSE:KSU)の株価が下落した。米政府高官の話しとして、トランプ米大統領は北米自由貿易協定(NAFTA)が米国内雇用促進を阻害しているとし、NAFTA離脱の大統領令作成が検討されていると報じられた。これを受け、メキシコで大規模な鉄道網を展開する同社株が売られた。同社は4月21日に市場予想を上回る好決算を発表し、株価は堅調に推移。26日の取引序盤には1.26%高の91.50ドルまで上昇したが、この報道により急落し3.96%安の86.78ドルで終了した。
カンザスシティー・サザンが4月21日に発表した第1四半期決算は、売上高が6億950万ドル(市場予想:6億50万ドル)、純利益が1億4650万ドル(市場予想:1億2460万ドル)、調整後1株当たり利益が1.17ドル(市場予想:1.16ドル)とともに市場予想を上回った。
しかし、メキシコでの鉄道事業への不透明感から株価は決算発表後も伸び悩んでいた。
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