米ニューウェル・ブランズ-急落 アイカーン氏との提携により別のアクティビストの売りを警戒
3月19日 終値 前日比 前日比(%)
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NWL 26.79 -1.87 -6.52%
3月19日の取引で米日用品メーカーのニューウェル・ブランズ(NYSE:NWL)の株価が6%超の大幅下落。同社が、物言う株主(アクティビスト)のカール・アイカーン氏が推薦する4人の候補を取締役に指名すると発表したことを嫌気した。同社株は前日比6.52%安の26.79ドルで取引を終え、S&P500指数の下落率2位となった。年初来では13.3%安。
ニューウェル・ブランズは19日に、カール・アイカーン氏が推薦する4人を取締役に指名し、アイカーン氏と会社再建で提携すると発表。アイカーン氏はニューウェル・ブランズの6.9%の株式を保有していることを16日に発表済みで、他の取締役については会社側推薦の候補を支持するとした。
ニューウェル・ブランズについては、別のアクティビストファンドのスターボード・バリューが取締役の総入れ替えを提案し委任状の争奪戦を展開しているが、どちらかのアクティビストが負ければ、同社株の売却につながり、株価の圧迫要因となる。
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