米スリーエム－大幅下落　通期見通し引き下げを嫌気

4月24日 終値 前日比 前日比（％） ---------------------------------- MMM 201.13 -14.75 -6.83％ 　4月24日の取引で 米化学・電気素材を中心にした多角経営のスリーエム（NYSE：MMM）が大幅に下落した。売上高が市場予想を上回り、利益が市場予想と一致したが、通期見通しの引き下げが嫌気された。株価は一時、前日比18.99ドル安(-8.80％)まで下落し14.75ドル安(-6.83％)の201.13ドルで終了。1銘柄でダウ平均を101ドル押し下げ、年初来では14.55％安となった。 　スリーエムが4月24日に発表した2018年第1四半期（1-3月期）決算は、売上高が前年同期比7.7％増の82億7800万ドル（市場予想：82億3100万ドル）、営業利益が同42.2％減の10億700万ドル、純利益が54.5％減の6億200万ドルとなった。調整後の一株当たり利益は2.50ドルと市場予想と一致した。 　2018年通期については一株当たり利益見通しを従来の10.20-10.70ドルから10.20-10.55ドルへと上限を引き下げ、為替の影響を除くコア事業の成長率見通しをこれまでの3-5％増から3-4％増へと引き下げた。