後場コメント No.7 三菱自動車、ISID、東京ガス、MARUWA、野村総合研究所など

2016/04/28(木) 15:00
★13:54 日本リテールF-UBSが目標株価引き上げ 大きな成長への準備が進む
 日本リテールファンド投資法人<8953.T>がもみ合い。UBS証券では、大きな成長への準備が進んでいると注目。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は26.20万円→27.40万円と引き上げた。
 物件取得環境の悪化が続いており、増配のメインドライバーである外部成長に大きく期待できない展開が続く見通し。賃貸住宅のボラティリティは低いことから大幅な内部成長も見込みにくく、平均借入金利もすでに低水準であることから、増配ポテンシャルは大きくない見込み。これらを踏まえ、2018年までの3年間の年率平均増配率は1.8%と予想。16.8期UBS予想ベース分配金利回り3.3%、NAVプレミアム29.3%と特段の割安感もないとした。

★13:54  三菱自動車-SMBC日興が目標株価引き下げ 燃費試験法令違反に伴う損失を想定
 三菱自動車<7211.T>が7日ぶり大幅反発。SMBC日興証券では、燃費試験法令違反に伴う損失を想定。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続、目標株価は900円→300円と引き下げた。
 燃費試験法令違反に伴う費用等を想定した業績予想の下方修正に伴い、目標株価を大幅に引き下げ。今17.3期会社計画は、燃費試験法令違反により未定。今17.3期のSMBC日興予想は、為替前提(1ドル=110円、1ユーロ=125円)などは据え置く一方、国内販売の大幅減(前期比56%減、従来比△5.3万台)を想定して、営業利益を1180億円→850億円(前期比39%減)に下方修正。当面は、法令違反車に対する会社側の対応と国内販売動向、ならびに海外販売へのブランド棄損影響に注意したいとした。

★14:05  ISID-後場プラス転換 1-3月41%営業減益も進ちょく好調
 電通国際情報サービス<4812.T>が後場プラス転換。同社は28日13時20分、16.12期1Q(1-3月)の連結営業利益が20.3億円だったと発表した。会社の上期予想26.8億円に対する進ちょくは75.8%となった。なお、同社は15.12期より決算月を3月から12月に変更しており前年同四半期との比較はできないが、前年同一期間で比較した場合、40.5%の営業減益となる。
 大型案件のピークアウトや主要顧客の決算期変更の影響などで売り上げが軟調となっている。しかし、好調な進ちょくが好感されて買いが入っている。

★14:10  東京ガス-続落 上限1億株・410億円の自己株取得枠を設定
 東京ガス<9531.T>が続落。同社は4月28日14時00分に、決算と併せて、上限1億株・410億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 株主配分方針にもとづき、株主還元を機動的に行うため。取得期間は5月2日~2017年3月31日。上限株数を取得した場合の発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は4.2%。

★14:11  MARUWA-大幅上昇 今期営業益14%増・2円増配 前期は構造改革効果が想定以上に
 MARUWA<5344.T>が大幅上昇。セラミック部品中堅の同社は28日14時、17.3期通期の連結営業利益が43.5億円(前期比14.1%増)になりそうだと発表した。市場予想(39.0億円)を上振れる。年間配当は40円(前期は38円)と増額する予定。
 併せて発表した前16.3期営業益は38.1億円(前の期比58.6%増)と、従来予想(34.0億円)を上振れ着地した。当初計画していた想定以上の構造改革効果が出た。

★14:16 野村総研-SMBC日興が目標株価引き上げ スピード感を持った施策実行に期待
 野村総合研究所<4307.T>が3日続落。SMBC日興証券では、スピード感を持った施策実行に期待。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は5091円→5200円と引き上げた。
 同社は前16.3期決算と同時に、中期経営計画を発表。19.3期に売上高5000億円(年率6%増)、営業利益700億円(6~7%増)、海外売上高580億円(35%増)、ROE12%前後(16.3期実績10.6%)を目指すというもの。自社株買いも発表。今後、新しい経営によって諸施策がスピード感を持って実行され、成長期待が高まりやすくなると考えるとした。


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