後場コメント No.2 大正製薬、ステラケミファ、久光製薬、パスコ、ヒューリックなど

2016/08/25(木) 15:00
★12:37  大正製薬HD-反落 業績予想上方修正 安定感が出てきている 「中立」継続
 大正製薬ホールディングス<4581.T>が4日ぶり反落。シティグループ証券では、業績予想を上方修正。安定感が出てきているとみて、投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は8800円→10000円と引き上げた。
 足元が当初見込みより好調と判断し、業績予想を上方修正。医療用医薬品において、糖尿病治療薬ルセフィ、骨粗しょう症治療薬エディロールが好調に推移。また、費用は未消化傾向。会社側は、中間期のみ業績予想を上方修正したが、結果的に通期でも上方修正されると見ているとした。また、抗アレルギー薬クラリチンのスイッチOTCを導入しており、来18.3期からの貢献を予想。

★12:39  ステラケミファ-岩井コスモが「A」へ引き上げ 世界初の画期的ながん療法などを評価
 ステラケミファ<4109.T>が4日続伸。岩井コスモ証券では、世界初の画期的ながん療法の将来性などを評価。投資判断を「B+」→「A」、目標株価を2400円→3800円と引き上げた。
 同社はフッ素化合物の大手で、電子部品用フッ素高純度薬品は内外で圧倒的なシェア。原料価格低下と電池部門の好調で、今期の営業利益は急拡大。来期は半導体関連も本格貢献する見通し。原材料価格下落による収益環境の好転、リチウムイオン電池材料の需要増加と市況好転、半導体関連の需要拡大本格化、世界初の画期的ながん療法の将来性などを評価するほか、利益水準の向上に注目するとした。

★12:45  久光製薬-続落 不透明感が強まっている 「売り」継続
 久光製薬<4530.T>が続落。シティグループ証券では、不透明感が強まっていると判断。投資評価「3(売り)」を継続、目標株価は4200円→4000円と引き下げた。
 7月末に発表となった、米経口剤事業の売却による利益が2Qに入る可能性があると見られ、2Qは会社予想比では好調に推移する見込み。米国事業はミニベルの好調が続くと見られる一方で、国内ではモーラステープ、モーラス群(パップとXR)が想定より弱いと見られ、各々修正するとした。これらの修正から、今17.2期予想は上方修正となるも、来18.2期以降は下方修正。

★12:47  パスコ-底堅い 金融向けCRMサービスと地図情報サービスを連携
 パスコ<9232.T>が底堅い。同社は25日、TIS<3626.T>インテックグループのインテック(富山市)と、インテックの金融機関向け渉外業務を支援するクラウド型CRM(顧客関係管理)サービス「F3クラウドCRM」と同社のクラウド型地図情報サービスを連携し、「F3クラウドCRM」のオプション機能として「地図情報サービス」の提供を10月より開始すると発表した。
 同サービスでは、金融機関の訪問計画の立案と訪問経路の確認や効果的な「ついで訪問」のほか、人事異動による営業体制の再編時など、地図活用による情報の可視化や顧客位置を利用した業務の効率化を支援する。今後の業績への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★12:49  ヒューリック-反落 高い利益成長は立派だが市況の転換期の戦略を注視 新規「中立」
 ヒューリック<3003.T>が4日ぶり反落。シティグループ証券では、高い利益成長は立派だが、市況の転換期の戦略を注視したいとコメント。投資評価「2(中立)」、目標株価1070円として、新規カバレッジを開始した。
 同社は西浦三郎前社長(現会長)による強いリーダーシップの下、過去5年間で営業利益を年率22%、153億円から420億円に拡大させてきた。これはアグレッシブな物件取得による外部成長の実現と好立地に保有するビルの建て替えによるバリューアップとの相乗効果によるものと判断。ポートフォリオの79%が東京23区に立地、42%が築10年以内、39%が最寄りの駅から徒歩1分以内(いずれも15.12期)と高い競争力を維持。同社は毎年高い利益成長を確保するためインカム、キャピタルゲインの双方で利益を拡大させる方針だが、今後の不動産市況悪化局面でいかに戦略を転換するのか注視したいとした。


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