後場コメント No.4　三菱地所、東京建物、住友不動産、イオンモール、ネクストなど

★13:03　 三菱地所－売り買い交錯　ダウンサイドに強いディフェンシブ銘柄　新規「買い」
　三菱地所<8802.T>が売り買い交錯。シティグループ証券では、ダウンサイドに強いディフェンシブ銘柄と注目。投資評価「1（買い）」、目標株価2400円として、新規カバレッジを開始した。
　同社は東京のオフィスマーケットの中でもトップクラスのプライムエリアである丸の内・大手町に約30棟のビルを保有しており、今後建て替えることにより安定的な利益拡大が期待可能。不動産マクロの悪化が予想されるなか、プライムエリアにおいて競争力の高いビルを有する同社の優位性は揺るがないと見ているとした。大手町パークビルが2017年1月に竣工の予定だが、順調にリーシングが進展しており、今後のオフィスマーケットの悪化による影響は限定的と判断。

★13:10　 大東紡織－後場プラス転換　株主優待を導入　2000円相当の品など贈呈
　大東紡織<3202.T>が後場プラス転換。同社は25日13時、株主優待制度を導入すると発表した。毎年3月末日の株主名簿に記録された1000株以上を保有する株主を対象に、2000円相当の品などを贈呈する。

★13:11　 東京建物－続落　市況の悪化局面では株価の変動リスクに留意　新規「中立」
　東京建物<8804.T>が続落。シティグループ証券では、市況の悪化局面では株価の変動リスクに留意したいとコメント。投資評価「2（中立）」、目標株価1240円として、新規カバレッジを開始した。
　今後想定される不動産の市況悪化(キャップレートの上昇、賃料の下落、分譲マンション価格の下落)によるNAVPS の変動リスクは大きいが、現状株価はほぼ市況悪化を織り込んだ水準にあると判断。株価はNAVPSに対してディスカウントの水準にあるものの、今後の不動産ファンダメンタルズの悪化を想定すると同社への投資は慎重にしたいとした。

★13:11　 住友不動産－続落　市場の転換点では株価の変動リスクに留意したい　新規「売り」
　住友不動産<8830.T>が続落。シティグループ証券では、市場の転換点では株価の変動リスクに留意したいとコメント。投資評価「3（売り）」、目標株価2400円として、新規カバレッジを開始した。
　同社の賃貸事業は多くのプロジェクトを抱えており、長期的な利益ポテンシャルは高いものの、大手3社の中で不動産マクロが悪化する局面でNAVPSに対する感応度が高く、相対的に株価のダウンサイドリスクは高い。現在株価はシティの算出するNAVPSに対してディスカウント状態にあるとし、ヒストリカルなトレンドの中ではやや売られ過ぎな水準だが、マクロ環境の悪化局面では株価を押し上げるカタリストに乏しく、相対的に株価の変動リスクは高いとみられるとした。

★13:16　 イオンモール－3日続伸　アジアのモール事業の黒字化が視野に　新規「買い」
　イオンモール<8905.T>が3日続伸。シティグループ証券では、割安銘柄からの脱却を期待。アジアのモール事業の黒字化が視野に入るとし、投資評価「1（買い）」、目標株価2000円として、新規カバレッジを開始した。
　現在株価は割安感が強いと判断。これまで同社株価は国内既存店のパフォーマンス低迷や不動産株の不調に引きずられる形でアンダーパフォームが続いていたが、シティでは、今後はアジアにおけるモール事業の収益化とダイエーから移管した都市型商業施設事業の収益拡大をベースにした収益構造の変化によって、日本のモールデベロッパーからアジアを基軸にしたモールデベロッパーに変革を遂げ、中長期的に株価の評価倍率が切り上がる可能性があると判断。不動産市況の悪化が想定される環境下において、短期間で株価が再評価される可能性は小さいが、徐々に同社への評価が高まると予想するとした。

★13:20　 ネクスト－大幅反発　HOME'SのiPhoneアプリに「地図切り替え機能」を追加
　ネクスト<2120.T>が3日ぶり大幅反発。同社は8月25日13時に、動産・住宅情報サイト『HOME'S』のiPhoneアプリに、物件一覧画面のリスト表示を地図表示に切り替えができる「地図切り替え機能」の提供を開始したと発表した。 　
　「地図上で物件を検索したい」「住みたい駅周辺にある、物件の場所を見ながら比較したい」など多くの要望を受け、物件一覧画面のリスト表示を地図表示に切り替え、地図上でも物件を検索できる機能を追加したもの。物件の所在地を地図上に表示することで、学校や公園などの周辺環境を把握しながら直感的に物件を探すことが可能。