後場コメント No.4 FJネクスト、富士石油、オリックス、出光興産、オルトプラスなど

2017/03/23(木) 15:00
★13:08  FJネクスト-反発 株主優待制度を拡充 現行制度に加え長期保有優待制度導入
 エフ・ジェー・ネクスト<8935.T>が反発。同社は22日、株主優待制度を拡充すると発表した。現行の株主優待に加え、基準日時点で継続保有年数3年以上保有の株主には別途、カタログギフト(3000円相当)を贈呈する。

★13:16  富士石油-大和が目標株価引き上げ 17年度の実質経常利益減益などが目先の懸念材料
 富士石油<5017.T>が反発。大和証券では、2017年度の実質経常利益減益と高度化法告示対応が目先の懸念材料とし、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は350円→380円と引き上げた。
 精製マージンの改善・安定化は同社にもプラス材料であるが、4年に1度の大規模定期修繕の影響により、在庫評価を除く実質経常利益ベースでも、2017年度は前年度比55%減益と大和は予想。また、2017年3月末に期限の到来するエネルギー供給構造高度化法の第二次告示対応への懸念も、積極スタンスを採り難くしているとした。

★13:17  オリックス-底堅い 子会社がドローンレンタルに参入
 オリックス<8591.T>が底堅い。23日付の日刊工業新聞で、同社傘下のオリックス・レンテック(品川区)が、ドローンのレンタル事業に参入すると報じられた。
 まず23日から法人向けにドローンの販売を開始し、4月末までにレンタルサービスを始めるという。ドローン事業で2017年度に約50億円投資し、販売台数で5000台、レンタル台数で2500台を目指すとされる。3Dプリンタ事業、ロボット事業に次ぐ新規事業として育成する考えのもよう。今後の業績への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★13:19  出光興産-大和が目標株価引き上げ 上値余地は見出し難い
 出光興産<5019.T>が反発。大和証券では、一般炭と有機EL材料期待で株価は上昇したが、上値余地は見出し難いとして、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は3000円→3450円と引き上げた。
 同社株価は2017年2月末までに、2015年12月末比で87%上昇した。この背景には、有機EL材料ビジネスや一般炭価格上昇による石炭事業の増益に対する期待があったと推察。しかし、有機EL材料ビジネスの短期的な利益貢献は限定的で、一般炭はスポット価格が2016年11月頃にピークアウトして下落基調となっており、株価にさらなる上値余地は見出し難い。昭和シェル石油との経営統合についても、出光興産の創業家・大株主である出光家グループによる反対姿勢は継続しているもようで、先行きに不透明感があるとした。

★13:21  オルトプラス-5日続伸 新規ゲーム開発に特化した開発スタジオをscopesと新設
 オルトプラス<3672.T>が5日続伸。同社は23日に、同社とscopes(東京都豊島区)が、ソーシャルゲームタイトルのラインナップを拡充するために、ソーシャルゲームの開発に特化した開発スタジオ「エスエスプラス」を設立したと発表した。
 新設会社の「エスエスプラス」はスコープスのゲーム開発事業を継承し、オルトプラスの新規開発チームを混成させることで組織を増強。互いの強みを発揮できる環境を実現できたとしている。なお、「エスエスプラス」の持ち株比率はオルトプラス70%、scopes30%となっている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:25  コスモエネルギー-大和が目標株価引き上げ 2017年度は実質経常利益が増益へ
 コスモエネルギーホールディングス<5021.T>が3日ぶり反発。大和証券では、2017年度は個社要因と外部環境の両方の貢献で、実質経常利益が増益と想定。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2000円→2200円と引き上げた。
 2017年度業績が織り込まれることで、株価には上値余地があると大和では想定。石油精製ビジネスにおいては、精製マージンの改善・安定化に加え、千葉製油所で2年継続運転を行うことによる定期修繕減少の効果が期待される。石油開発事業においては、原油価格上昇の貢献に加え、アブダビ・ヘイル油田の生産開始による増益が期待されるとした。


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