〔Market Flash〕長時間労働是正のインプリケーション~野村

2017/03/29(水) 12:43
【12:40】長時間労働是正のインプリケーション~野村  野村証券では、政府が働き改革実行計画案を発表したことを受け、長時間労働是正のインプリケーションについてまとめている。日本は既に労働力不足問題に直面しているが、残業時間削減の動きが広まる場合は、その問題が深刻化する可能性があるとみている。労働力不足問題が放置される場合は、労働投入量減少により潜在成長率が低下するとともに、労働需給引き締まりが賃金に上昇圧力をもたらすことから、長時間労働是正は、経済成長率低下とインフレ率上昇というスタグフレーション的な方向に作用すると考えている。一方で、問題解決のために、企業が人的資本・設備投資などの対策を講じる可能性が注目され、それが功を奏すればスタグフレーション的な影響を緩和することができると想定している。投資テーマの視点では、社外での研修・自己啓発、省力化投資に期待している。 【10:30】加速化する邦銀の外債売却、今後の売却余地は?~JPモルガン  JPモルガン証券では、邦銀による外債売却が2017年入り後に加速化しているとコメント。各種データから、外債売却の主役が三菱UFJFG(8306)であったことが分かると指摘している。1月の売却ペースが2月以降も続くならば、三菱UFJの4Qにおける外債売却額は3Q以上となる可能性が高いとみている。ただし、同社の1-3Q業績進ちょく率は高いため、大きなネガティブサプライズにはならないと見込んでいる。その他大手行も外債ポジションを削減しているが、主にデリバティブヘッジを用いており、大手行による今後の外債売却余地としては、三菱UFJの残る外債ポジションが上限のヒントになると考えている。地銀では大手行に比べ外債売却が遅れており、金融庁の特別検査が実施されることとなった。外債を含むその他有価証券が含み損に転じている先が30先近くに上る中、地銀の外債売却は増加する見込み。規模感としては2~3兆円程度に上る可能性があると考えている。 【10:00】アップルサプライヤーリスト 日系メーカーに大きな変化なし~CS  クレディ・スイス証券では、米アップルのサプライヤーリスト2017を分析している。これは、2016年のサプライヤー上位200社リストで、200社で約97%の供給、アセンブリを占めるとのこと。日本企業の掲載社数は、2014年41社、2015年42社、2016年40社、2017年41社となった。日系メーカーでは、新たに日本特殊陶業(5334)、日本電波工業(6779)、日新製鋼(5413)、NOK(7240)、SMK(6798)、スミダコーポレーション(6817)が追加され、一方でシチズン電子、カネカ(4118)、日本メクトロン、京セラサーキットソリューションズ、オムロン プレシジョンテクノロジーがリストから外れた。ただし、日本メクトロンはNOKの子会社で、京セラサーキットソリューションズは京セラ(6971)に統合されたため、ビジネス上の影響はないとCSでは考えている。リスト変更からのインプリケーションとしては、(1)アルプス電気(6770)のキーボードシェアの上昇の可能性が高まった、(2)日本特殊陶業はCIS向けセラミックを供給と推定―などを挙げている。 【9:40】英国のEU離脱通知に一定の注意を~みずほ  みずほ証券のFXデイリーレポートでは、本日、英国がEU離脱の通知を行う予定であることについてコメントしている。すでに「29日に行う」と報じられており周知の事実であることから、これをもってサプライズとはならないとみている。トゥスクEU大統領は、離脱通知後48時間以内に大まかな交渉方針を公表するとされる。また、英国を除く加盟27カ国は、4月29日に首脳会議を開催し、対応を協議する。今後は、EUサイドからの英国に対する厳しい発言や英国からの独立を検討するとしたスコットランドなどからの発言によっては、ポンド売りやリスクオフが広がる可能性もあり、一定の注意を払いたいと警鐘を鳴らしている。 【9:25】ドンキ、良品計画、ピジョン、ユニ・チャームは底固め終了~SMBC日興  SMBC日興証券のテクニカルレポートでは、インバウンド関連の小売、日用品の一角に底固めを終えて、上昇再開が見られることを指摘している。インバウンド消費関連、あるいはアジアの需要を取り込み成長する企業として、2015年央にかけて最高値を更新して大幅に上昇した小売株や日用品株には、その後、大規模な反動安に見舞われ、いまだに低迷が続く銘柄も少なくない。そうした中で、ドンキホーテホールディングス(7532)、良品計画(7453)、ピジョン(7956)、ユニ・チャーム(8113)は、2014年のボトムを下回らずに下げ止まり、最近の上昇で短期波動が切り上がり、反騰局面へ移行したことが確認されたとのこと。それぞれ、当面は2015年の高値近くへ上昇する可能性があると考えている。 【8:45】寄り前気配は関西電、ダイセキ、日産化、ウシオ電が高い気配値  主力株の寄り前気配では、関西電(9503) +9.08%、ダイセキ(9793) +6.90%、日産化(4021) +5.02%、ウシオ電(6925) +5.02%、荏原(6361) +4.55%、スタンレ電(6923) +4.34%、積水化(4204) +4.22%、日立金(5486) +4.12%、三和HD(5929) +4.10%、ヒロセ電(6806) +3.80%などが高い気配値。  一方、日梱包(9072)-21.67%、青山商(8219)-14.70%、メイテック(9744)-11.23%、ITHD(3626) -7.59%、CTC(4739) -7.55%、ベネッセHD(9783) -7.10%、コカウエスト(2579) -6.96%などが安い気配値となっている。
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