〔Market Flash〕2017年も半導体サイクルの拡大継続が展望される~SMBC日興

2017/03/30(木) 13:46
【13:45】2017年も半導体サイクルの拡大継続が展望される~SMBC日興  SMBC日興証券では、グローバル半導体市場の動向についてリポートしている。米国のSIAが公表している世界の半導体売上高(3カ月移動平均)は2017年1月に前年比+13.9%(2016年12月+12.3%)へさらに増勢を強めており、世界全体の半導体売上高の拡大は2017年入り後も拡大基調を維持している。川上に位置する半導体製造装置の動向を見ても、10-12月期は受注と販売がそろって急増し、BBレシオも高水準を示している。月次で公表される唯一のBBレシオとなった日本製のBBレシオ(3カ月平均)は、2月に1.36倍(1月1.39倍)へ若干低下も、受注好調を示す1倍を大きく上回った。SMBC日興では、半導体メーカーが先行きを大きく読み違えていない限りは、半導体サイクルの拡大は2017年も継続する旨が示唆されていると指摘している。 【13:15】配当落ち埋めは年度内売り圧力終了とベーストレンドの堅調を示唆~大和  大和証券のテクニカルレポートでは、日経平均が配当落ち日に上昇するか否かは、日経平均のトレンドを暗示していることを紹介している。2015年・2016年はマイナスが続き、日経平均も2015年以降は上値が重かったが、きのうの配当落ち埋めはポジティブなサインと捉えている。今回に関しては、今年2月以降の国内金融法人の売り圧力がなくなったことが理由の一つにあると考えており、金融法人が外債などの損を株式との益出しで相殺する動きが、新年度に入ってなくなった可能性を指摘している。一時的な売り圧力がなくなったら株価が上昇したのだから、ベーストレンドは強いと言えるのかもしれないとコメントしており、少なくとも4月相場には期待できると考えている。 【11:05】販売価格が下落するとマンション需要は回復へ~CS  クレディ・スイス証券では不動産セクターに関して、2013年以降では首都圏のマンション需要は低下し続けているが、これは住宅需要が消失したわけではなく、新築マンションの価格上昇が需要の減退要因になったと考えている。デベロッパーは2016年の新規マンションの供給量を抑制し、新築の品薄感を醸成しようとしたが、販売価格が受け入れられなかったとみている。そのため、一部のマンションデベロッパーは、2017年に棚卸資産の回転率を高めるために、マンションの販売価格を引き下げると予想している。販売価格が現状から10%程度低下すると、新築マンションの需要が増加すると考えている。 【10:30】グローバルファンドを通じた買い越しとETFを通じた売り越し~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のストラテジーレポートでは、3月に入ってからの物色の特色として、グローバルファンドやインターナショナルファンドを通じて外国人投資家が日本株を買い越して、日本株ETFを通じて売り越していることを挙げている。相対的に言えば、前者には個別銘柄を重視する長期投資家が多く含まれ、企業業績の改善を評価しているとみられる。一方、取引コストの低いETFを利用する投資家は、機動的に判断を見直す傾向があり、米国トランプ政権の不透明感やドル安・円高を懸念して、3月に入って売り越しに転じたとみられる。三菱UFJMSでは、今後米国景気の回復基調が確認され、ドル安・円高リスクが後退する場合には、外国人投資家の日本株買いが積極化する可能性が高いと考えている。 【10:05】フィットネスクラブ市場は堅調が続くと予想~水戸  水戸証券では、フィットネスクラブ市場についてリポートしている。同市場は売上高、利用者数ともに拡大傾向が続いており、2016年は売上高前年比+1.7%、利用者数+1.0%と堅調に推移した。シニア層を中心とした健康意識の高まりや、東京五輪開催に向けたスポーツへの関心の高まりが要因とみている。大手フィットネスクラブの資料によると、シニア層(60歳以上)の会員数構成比は上昇が続いており、また10~20歳代の同構成比に改善の兆しがみられるとのこと。水戸ではフィットネスクラブ市場は今後も堅調が続くと想定している。高齢化社会の到来もあり、健康を意識する層は今後も拡大が見込まれる。「働き方改革」の推進に伴う余暇時間の増大もプラスに働く見通し。また、国や地方自治体が医療費抑制などを目的に、スポーツ振興を強めると考えている。 【9:35】国際線旅客数は春雪の影響で伸び率鈍化~みずほ  みずほ証券では空運セクターに関して、2月の月次動向を受けてリポートしている。2月の国際線旅客数は、JAL(9201)が前年同月比-0.9%、ANA(9202)が同+8.1%となった。国内線旅客数はJALが同横ばい、ANAが同-1.1%となった。JALの国際線方面別旅客数の状況は、欧州線が同+11.8%、米大陸線が同+3.6%、韓国線が同+0.8%と好調な一方、それ以外の主な方面別では、オセアニア、ハワイ・グアム、中国、東南アジア線が減少した。中国線は3カ月連続2桁増で推移していたが、9カ月ぶりにマイナスとなった。今年の春節(1月28日)が前年(2月8日)よりも早かったことなどから、中華圏の旅客数が減少したとみずほでは考えている。一方で、8カ月ぶりにプラスとなった韓国線は、中韓関係の悪化を受け、渡航先が日本に流れた可能性があるとみている。 【9:15】ディスプレイは「弱気」スタンスへ~SMBC日興  SMBC日興証券では、ディスプレイ市況は2017年4~6月期に変曲点を迎える可能性が高いと考えている。特に中国労働節後の需給動向を注視したいとしているが、主に供給要因で律束したディスプレイパネルの需給ひっ迫状況は、2017年後半~2018年にかけて解消し、むしろ供給過剰リスクを意識する局面を迎えると予想している。 ディスプレイの需給ひっ迫はピークアウトするが、テック全般では「テックインフレ」の到来により、川上材料を中心に価格上昇圧力が持続するとみている。その結果、「半導体/関連周辺デバイス>ディスプレイ」という構図での付加価値シフトを予想している。 【8:45】寄り前気配はアシックス、スクエニHD、戸田建、マキタが高い気配値  主力株の寄り前気配では、アシックス(7936) +5.64%、スクエニHD(9684) +3.66%、戸田建(1860) +3.02%、マキタ(6586) +2.88%、コカウエスト(2579) +2.51%、T&DHD(8795) +2.48%、日本ペ(4612) +2.38%、南都銀(8367) +2.36%、武蔵銀(8336) +2.35%などが高い気配値。  一方、メディパル(7459)-22.35%、東芝(6502) -4.33%、フジクラ(5803) -4.05%、セイノーHD(9076) -3.27%、LIXILG(5938) -3.23%、ブラザー(6448) -2.73%、堀場製(6856) -2.58%、中国銀(8382) -2.41%、小糸製(7276) -2.36%、特殊陶(5334) -2.34%などが安い気配値となっている。
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