前場コメント No.7 スパークスG、オムロン、大和ハウスリート、花王、アコムなど

2017/04/27(木) 11:30
★9:09  宇部興産-小安い 国内市場向け1,6-ヘキサンジオールを値上げ 5月1日出荷分から
 宇部興産<4208.T>が小安い。同社は4月26日に、国内市場向けの1,6-ヘキサンジオール価格の値上げを行うことを決定し、ユーザーとの交渉を開始すると発表した。
 継続的に需給バランスが締まっている状況下、市場への安定供給において可能なかぎり最大限の対応を行うことを前提とした価格是正が値上げの理由とした。昨年度も同様の値上げを複数回実施したが、依然として旺盛な需要に応えるためには、今年度も値上げが必要と判断。値上げ額は1,6-ヘキサンジオールが国内向け50円/kg以上で、実施時期は5月1日出荷分から。

★9:09  スパークスG-大幅に8日続伸 上限150万株・3億3000万円の自己株取得枠を設定
 スパークス・グループ<8739.T>が大幅に8日続伸。同社は26日に、上限150万株・3億3000万円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 資本効率の向上および経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を可能とするため。取得期間は2017年5月1日~2017年5月31日。上限150万株を取得した場合の発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は0.74%となる。

★9:09  オムロン-9日ぶり反落 産業用カメラのセンテックを買収
 オムロン<6645.T>が9日ぶり反落。27日付の日経新聞朝刊で、同社が産業用カメラの国内大手、センテック(神奈川県海老名市)を買収すると報じられた。
 買収額は数十億円とみられ、7月にも完全子会社にするという。小型の高性能カメラに強いセンテックの技術と、オムロンのファクトリーオートメーション(FA)の技術を組み合わせてメーカー向けの製品開発を強化するとされる。しかし株価は、前日までに7連騰しており、軟調な地合いのなかで利益確定売りが優勢となっている。

★9:10  大和ハウスリート-三菱UFJMSが「Neutral」 DPSの安定成長が期待できよう
 大和ハウスリート投資法人<8984.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、スポンサーの豊富な物件パイプラインを背景にDPS(1口当たり分配金)の安定成長が期待できようとコメント。投資判断を「RS」→「Neutral」と変更、目標株価は34.20万円とした。
 大和ハウスをスポンサーとする住宅系J-REITと物流/店舗系J-REITの2社合併により、規模が拡大した同REITはポートフォリオの安定性が向上している。賃貸住宅は稼働率95%超で高位安定。物流施設や店舗についても基本的にテナントとは長期契約を締結しており、安定的な賃料収入が確保できる。賃料上昇による内部成長余地は限定的であるが、物流施設を中心とした豊富なスポンサーの物件パイプライン(合計3700億円超)の取得によるDPS成長は期待可能。ただし、外部成長期待は株価に一定程度すでに織り込まれていると判断。

★9:10  花王-反発 1Qは12%営業増益 スキンケアや日本・アジアのサニタリー伸長
 花王<4452.T>が反発。同社は26日、17.12期1Q(1-3月)の連結営業利益が386億円(前年同期比12.1%増)だったと発表した。
 スキンケア製品や日本・アジアのサニタリー製品が大きく伸長した。またケミカル事業も、大幅な増収となった。

★9:11  アコム-急騰 前期営業赤字転落見込むも悪材料出尽くしで
 アコム<8572.T>が急騰。同社は26日、17.3期通期の連結営業損益予想を従来の648億円の黒字から701億円の赤字(前期は155億円の黒字)へと引き下げると発表した。利息返還請求が期初の予想を上回って推移している状況を踏まえ、利息返還損失引当金に1437億円を繰り入れたことなどが響いた。
 併せて、これまで未定としていた17.3期の期末配当予想を引き続き無配とすることも発表した。しかし、悪材料出尽くしから株価は上昇している。


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