前場コメント No.8 日本化薬、古河電気工業、日本通運、東洋鋼鈑、キヤノンなど

2017/04/27(木) 11:30
★9:11  富士通ゼネラル-野村が目標株価引き下げ 中期的にはインドや北米向けの販売拡大に注目
 富士通ゼネラル<6755.T>が4日ぶり反発。野村証券では、中期的にはインドや北米向けの販売拡大に注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2700円→2500円と引き下げた。
 空調機のグローバルな市場拡大は中期的な事業機会となるが、銅やアルミなど原料価格の上昇などから今18.3期は営業減益を予想。国内外での空調機の販売拡大が続くも、素材市況の悪影響や先行投資による固定費の増加などから利益率の低下を見込むとした。ただし、為替前提が保守的な会社計画に対しては上振れを予想。
 中期的には、空調機の普及率上昇が予想されるインド向け、省エネ規制の強化や現地企業との提携効果に期待が持てる北米向けを中心に、空調機の販売拡大による利益成長が続くと考えているとした。

★9:11  日本化薬-5日続伸 セルトリオンとバイオシミラー「CT-P10」の提携に基本合意
 日本化薬<4272.T>が5日続伸。同社は4月26日の大引け後に、セルトリオン・ヘルスケア(韓国インチョン市)とともに、セルトリオン(韓国インチョン市)が現在、日本を含むグローバル第3相臨床試験を実施中の新規バイオ後続品「リツキシマブ(遺伝子組み換え)製剤」(開発コード:CT-P10)について、提携することで基本合意したと発表した。
 CT-P10は、悪性リンパ腫等の治療において重要な役割を果たしているリツキシマブ(遺伝子組み換え)製剤のバイオシミラー。セルトリオン社は、韓国においては2016年11月に、欧州においても2017年2月に製造販売承認を受けている。

★9:12  古河電気工業-大幅に5日続伸 前期営業益を上方修正 情報通信ソリューション事業が好調
 古河電気工業<5801.T>が大幅に5日続伸。同社は26日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の320億円から380億円(前期比40.1%増)へと引き上げると発表した。
 インフラセグメントの情報通信ソリューション事業が引き続き好調に推移し、その他の事業についても全般的に順調に推移したことが寄与する。
 併せて、17.3期の期末配当予想を40円→55円に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★9:13  日通-5日続伸 今期1割営業増益との観測 欧米向け航空貨物が好調
 日本通運<9062.T>が5日続伸。27日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期は、連結営業利益が前期推定比1割増の600億円強になりそうだと報じられた。
 過去最高だった92.3期の606億円を上回る可能性が高いという。世界景気の回復を背景に国内から欧米向けの航空貨物が好調だとされる。国内では人手不足に伴いコストが増えており、運賃の引き上げで吸収を目指すもよう。

★9:13  東洋鋼鈑-大幅に4日続伸 前期営業益を上方修正 鈑関連事業の販売数量の増加で
 東洋鋼鈑<5453.T>が変わらず挟み大幅に4日続伸。同社は26日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の22.0億円から28.7億円(前期比36.8%減)へと引き上げると発表した。主に鋼鈑関連事業において販売数量が増加したことにより、前回予想を上回る見込みとなった。

★9:15  キヤノン-JPモルガンが目標株価引き上げ 創立80周年記念配当にも期待
 キヤノン<7751.T>が4日続伸。JPモルガン証券では、創立80周年記念配当にも期待。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4100円→4300円と引き上げた。
 Q1実積は営業利益757億円(前年同期比+88.8%)で、事前コンセンサス予想513億円、JPモルガン予想600億円を上回った。レーザープリンター、一眼カメラが会社想定を上回るとともに、産業機器その他セグメントのメディカル、FPD露光装置、OLED用蒸着装置が大幅増益に寄与した。3月7日付けでJPモルガンでは同社の収益構造が進化したとの判断で投資判断を引き上げたが、業績面で中期予想を後押しする内容であったと評価。JPモルガン年間配当予想を150円→160円へ引き上げ。


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