前場コメント No.10 農業総合研究所、エムスリー、イオン、扶桑電通、キッコーマンなど

2017/04/27(木) 11:30
★9:26  農業総研-一時ストップ高 クールジャパン機構と共同で農産物のアジア向け輸出開始
 農業総合研究所<3541.T>が一時ストップ高。27日付の日経新聞朝刊で、官民ファンドのクールジャパン機構が同社と共同で、農産物のアジア向け輸出に取り組むと報じられた。
 まず香港のスーパー100店に直売所を設け、日本産のトマトなどを販売するという。日本のスーパーで日常的に売っている野菜を海外で売るとされ、現地の中間所得層に売り込み、海外市場の開拓を急ぐもよう。クールジャパン機構が農業総研子会社に対し約4億円の投融資枠を設け、6月にも1億円弱を出資するとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが殺到している。

★9:28  エムスリー-大和が目標株価引き下げ コンセンサスを超過する順調な推移
 エムスリー<2413.T>が4日ぶり反落。大和証券では、コンセンサスを超過する順調な推移とみて、投資判断「1(買い)」を継続した。目標株価は3970円→3770円と引き下げた。
 16年度営業利益は251億円(前の期比25%増)で、コンセンサスを超過。17年度会社営業利益見通しは290億円(前期比16%増)。大和従来予想を下回る業績見通しだが、いつも通り保守的と判断。

★9:30  ジャパンエレベーターサービス-もみ合い 大阪に全額出資子会社を設立
 ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544.T>がもみ合い。同社は4月26日の大引け後に、関西地区の事業拡大を目的として、ジャパンエレベーターサービス関西(大阪市)を発足させると発表した。全額出資子会社で、設立は5月1日。

★9:30  イオン-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 中期3カ年計画は定量目標の発表待ち
 イオン<8267.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中期3カ年計画は定量目標の発表待ちとして、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1370円→1350円と引き下げた。
 予定通り、同社は新しい中期3カ年計画を発表したものの、定量目標の発表は先送りとなった。定量目標および定性目標で掲げている「赤字企業の戦略的整理・統廃合」や、「物流改革」の詳細な施策の発表が待たれる。足元の業績は引き続き、M&A(合併・買収)を中心とした規模の拡大によるトップラインは成長する一方、上場子会社群の伸びに支えられるために少数株主利益も増加し、結果的に同社の当期利益は低水準が続いていると指摘。

★9:34  扶桑電通-一時ストップ高 上期営業益を上方修正 内製化促進で外注費減
 扶桑電通<7505.T>が一時ストップ高。同社は26日、17.9期上期(10-3月)の連結営業利益予想を従来の4.9億円から9.7億円(前期比5.3%増)へと引き上げると発表した。内製化が進み外注費が減少した。

★9:34  メディアフラッグ-続伸 子会社の立ちのき補償契約で補償金を受領
 メディアフラッグ<6067.T>が続伸。同社は4月26日の大引け後に、連結子会社である十勝たちばなが、京王電鉄および東京都世田谷区と、立ちのき補償契約を締結したと発表した。東京都などが行う京王線の連続立体交差事業に伴い、締結したもの。補償金額は約1億4125万円。

★9:36  キッコーマン-JPモルガンが目標株価引き下げ 業績予想を微調整
 キッコーマン<2801.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、業績予想を微調整。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は3900円→3600円と引き下げた。
 同社の海外事業モデルの優位性、ファンダメンタルズの見方に変わりはないとしたが、今18.3期の為替前提を1ドル110円→105円、1ユーロ120円→115円に変更し、海外事業の業績予想を2%程度調整。この結果、今18.3期売上高は1.4%、営業利益は1.6%、それぞれ下方修正するとした。


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