前場コメント No.2 ソニー、王子HD、日産自動車、共英製鋼、日本電気硝子など

2017/05/29(月) 11:30
★9:01  ソニー-6日続伸 半導体事業の円高抵抗力向上図る 1ドル100円でも安定的に利益1000億円狙う
 ソニー<6758.T>が6日続伸。27日付の日経新聞朝刊で、同社が、画像センサーが中心の半導体事業の円高抵抗力を高めると報じられた。
 18.3期の同事業の想定為替レートは1ドル=110円だが、100円でも安定的に年1000億円規模の利益が出るようにするという。スマートフォン(スマホ)以外にも画像センサーの販売を増やすほか、新製品の歩留まり向上やコスト見直しで利益率を高めるとされる。

★9:02  セントラル硝子-みずほが「中立」へ引き上げ 営業減益見通しはおおむね織り込まれた
 セントラル硝子<4044.T>が5日ぶり反発。みずほ証券では、今18.3期の営業減益見通しはおおむね織り込まれたとみて、投資判断を「アンダーパフォーム」→「中立」と引き上げた。目標株価は470円→450円と引き下げた。
 株価調整で今18.3期の営業減益見通しはおおむね織り込まれたとみて投資判断は「中立」に引き上げるが、目標株価は450円に変更。先行投資負担とエネルギーコスト増を主因に、今18.3期も営業減益との見方に変更はなし。今18.3期営業利益は前年比15%減の110億円を予想し、ガラス主体に会社計画比5億円の下振れとみるとした。

★9:02  王子HD-底堅い 物流向けの新製品開発を強化 再配達の防止進める
 王子ホールディングス<3861.T>が底堅い。27日付の日経新聞朝刊で、同社など製紙大手が物流業界向けの新製品の開発を強化していると報じられた。
 再配達の防止が大きな課題となるなか、郵便受けなどに入れやすい梱包材や梱包システムを売り込むという。最適な梱包資材や装置を開発し、新たな商機を取り込むとみられる。

★9:02  日産自-反発 中国投資ファンドGSRに車載用電池子会社売却で最終調整
 日産自動車<7201.T>が反発。27日付の日経新聞朝刊で、同社が売却を検討していた車載用電池子会社について中国の投資ファンド、GSRグループと最終調整に入ったと報じられた。
 売却総額は1100億円前後とみられる。日産は外部調達に切り替えて電池のコストを引き下げ、次世代エコカーの本命と位置付ける電気自動車(EV)の価格競争力を高める狙いのもよう。

★9:02  共英製鋼-買い気配 みずほが「中立」へ引き上げ 18.3期減益ガイダンスで当面の悪材料出尽くし
 共英製鋼<5440.T>が買い気配。みずほ証券では、今18.3期減益ガイダンスで当面の悪材料出尽くしとみて、投資判断を「アンダーパフォーム」→「中立」と引き上げた。目標株価は1740円→1700円と引き下げた。
 以下3点により、半期ベースでは今18.3期上期で業績は底入れすると判断。(1)メタルスプレッド底入れ。4月には棒鋼のスプレッドは26000円/トンにまで低下し、赤字に陥ったメーカーも多く、同社の棒鋼損益もほぼ収支均衡にまで低下したとみられる。このような中、今後は値上げでメーカーの足並みがそろってくる見込み。(2)鉄筋建築着工の回復。鉄筋建築の着工床面積は16年4~6月の前年同期比1.3%減を大底に17年1~3月は同9.0%にまで回復。(3)海外事業損益の改善。4月のベトナム棒鋼価格は480ドル/トン前後と16年平均に比べ約13%上昇。みずほでは従来ベトナム・米国事業の黒字転換の時期を今下期とみていたが、今上期に早まるとの予想へと変更。

★9:03  日本電気硝子-大和が目標株価引き上げ ガラスファイバー上振れで中計前倒し達成へ
 日本電気硝子<5214.T>が反発。大和証券では、ガラスファイバー上振れで中計前倒し達成を想定。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は720円→820円と引き上げた。大和予想の17年度予想営業利益は64%増の320億円。ガラスファイバーの想定以上の好調から増額修正。中計の前倒し達成、増配の可能性は高まったと判断。


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