前場コメント No.7 東京エレクトロン、モノタロウ、長谷工、キタック、大和工業など

2017/05/29(月) 11:30
★9:10  東京エレクトロン-もみ合い 中計説明会では収益性向上への施策に注目 「買い」継続
 東京エレクトロン<8035.T>がもみ合い。ゴールドマン・サックス証券では、中計説明会では収益性向上への施策に注目。投資判断「買い」を継続、目標株価を15300円→16700円と引き上げた。
 同社は5月31日に中期経営計画説明会を開催する予定。GSで注目するのは、営業利益率目標(特にダウンサイクルでの施策)。また、より中期的な視点では、ダウンサイクルでいかに利益率を確保するかが重要と考え、それに関するより具体的施策とコミットメントを期待。
 決算後取材や直近の業界動向を反映し、主に下期以降のSPE売上見通しを引き上げ(NAND投資持続によりメモリー受注の減少が従来想定より小幅。ファウンドリーは従来通り下期に増加を予想)、今期以降の営業利益予想をそれぞれ6%/3%/1%引き上げた。

★9:11  MonotaRO-反発 株主優待制度を変更へ 保有期間に応じて自社プライベート商品贈呈
 MonotaRO<3064.T>が反発。同社は26日に、株主優待制度を変更すると発表した。
 現行の優待制度を変更し長期保有優遇制度を新たに設け、毎年12月31日を基準日として、1単元(100株)以上を半年以上継続して保有している株主に対し、保有期間に応じて3000~7000円の自社プライベート商品を贈呈する。なお、変更前は保有期間を問わず一律に自社プライベート商品3000円を贈呈していた。

★9:11  長谷工-みずほが目標株価引き上げ 新築マンション市場の縮小はリスク要因
 長谷工コーポレーション<1808.T>がもみ合い。みずほ証券では、新築マンション市場の縮小はリスク要因とみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1300円→1450円と引き上げた。
 同社は3月2日に、完成工事総利益率の低下を前提とする中期経営計画を発表。会社は今18.3期~20.3期合計の経常利益を2400億円(年平均800億円)と予想している。これに対してみずほでは、2498億円と小幅に上回ると予想。また、完成工事総利益率は、今18.3期が19.1%と会社計画の18.8%を上回り、来19.3期は18.2%、20.3期は17.0%と、中期経営計画での想定(15%程度に低下)を上回ると予想。

★9:11  キタック-続伸 上期8%営業増益 防災・減災対策分野の受注確保図る
 キタック<4707.T>が続伸。同社は26日、17.10期上期(11-4月)の連結営業利益が2.2億円(前年同期比7.5%増)だったと発表した。防災・減災対策分野やインフラの老朽化対策分野の受注確保に努めた。

★9:11  大和工業-大和が目標株価引き下げ 米国事業は堅調だが韓国・タイ・中東が厳しい
 大和工業<5444.T>が3日続落。大和証券では、米国事業は堅調だが韓国・タイ・中東が厳しいと判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は2840円→2650円と引き下げた。韓国・タイ事業の収益は3Qに引き続き低迷。中東では原油価格下落による需要減に加え、電力などのコストが増加。日本と米国事業では一定の収益を確保できる見込み。

★9:12  ファンコミ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 17.12期営業利益予想を会社予想並みに
 ファンコミュニケーションズ<2461.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今17.12期営業利益予想を会社予想並みの1ケタ増益へ上方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は800円→870円と引き上げた。
 成長ドライバーとみているCPC/ターゲティング型アドネットワーク(ADNW)事業(nend、nex8など)の売上高が低成長にとどまり、nendでは過去最高の水準を超えることは難しいと予想。nendは配信実績から、ゲーム会社向けターゲティングは得意であるが、その他の業種ではゲーム会社に比べると、ターゲティング精度が上がり難いとみられる。自社サービスでの広告在庫を持つ、ヤフーのYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)やグノシーのGunosy Network Adsに比べると、ターゲティング精度の改善は容易ではないと指摘。


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