前場コメント No.10 近鉄エクスプレス、ソフトバンク、くらコーポ、KDDI、アゼアスなど

2017/05/29(月) 11:30
★9:29  近鉄エクスプレス-みずほが目標株価引き上げ 19.3期の利益回復まで織り込み済み
 近鉄エクスプレス<9375.T>がもみ合い。みずほ証券では、現行株価は来19.3期の利益回復まで織り込み済みとみて、投資判断「中立」を継続した。目標株価は1560円→1600円と引き上げた。
 個別取材を踏まえてみずほ予想を減額修正するものの、目標株価はバリュエーション基軸の変更により小幅に引き上げ。4月の日本発航空貨物輸出重量は前年同月比23.6%増と好調を持続。今18.3期はAPLLの旧親会社からの分離コストが減少することから、営業利益は前期比9.4%増と予想。来19.3期は物量拡大は継続しつつ収益性の改善も見込み、営業利益は同13.3%増と予想。

★9:30  国際石油開発帝石-三菱UFJMSが目標株価引き下げ イクシス生産量予想を下方修正
 国際石油開発帝石<1605.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、イクシスLNGプロジェクトのLNG生産量予想を下方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1250円→1200円と引き下げた。
 エクイティストーリーを変更。三菱UFJMS予想の豪州のイクシスLNGプロジェクトの生産開始時期は、従来通りに2018年1~3月期。しかし、前17.3期決算発表を参照し、従来予想よりも、同プロジェクトがフル稼働に到達するまでには時間を要すると判断。来19.3期予想のLNG生産量を668万トン(従来890万トン)に下方修正した。純利益予想も下方修正。

★9:32  ソフトバンクG-野村が目標株価引き上げ 世界ベースでテクノロジー進化を促進
 ソフトバンクグループ<9984.T>が4日ぶり反落。野村証券では、世界ベースでテクノロジー進化を促進していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を11280円→11550円と引き上げた。
 ARMや投資ファンドに代表されるように、世界ベースでテクノロジー進化を促進し、その恩恵を享受する企業と評価。5月22日にSoftbank Vision Fundは930億ドル超の出資コミットメント取得を発表したが、投資期間は最終クロージングから5年間、存続期間は最終クロージングから最低12年。同社は同ファンドに最大280億ドルの出資を約束し、うち82億ドルはARM Holdings株式約25%を現物出資する予定。連結決算上では、ファンド出資の子会社はフル連結されるが、その他の出資会社は四半期末の期末公正価値評価の増減を損益計算書に計上するFVTPLで取り込まれる。野村の積み上げ方式の目標株価算定では、ファンドの株主価値を出資先FVTPLの実現損益で織り込む方針であるとした。

★9:35  くらコーポ-9日続伸 「コク旨冷やし担々麺」を全国のくら寿司で期間限定販売
 くらコーポレーション<2695.T>が9日続伸。同社は5月26日の大引け後に、運営する回転寿司チェーン「無添くら寿司」中華シリーズの新商品として、「コク旨冷やし担々麺」を期間限定で販売すると発表した。また、「四川風蒸し鶏」も同時発売する。

★9:35  KDDI-野村が目標株価引き下げ 安定利益成長と株主還元から「Buy」は継続
 KDDI<9433.T>が反発。野村証券では、安定利益成長と株主還元から、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は3840円→3770円と引き下げた。
 業績予想と目標株価をアップデートしたが、安定利益成長と株主還元の拡大が続くとの見方に変化はないとした。今後は来19.3期末が最終年度の中期計画達成を目指して、MVNOを含めた国内通信事業の顧客基盤の維持、ライフデザイン事業の拡大、グローバル事業の拡大に期待。なお、今18.3期は戦略投資500億円を吸収して営業利益で4%増益を予想。

★9:36  アゼアス-続伸 前期営業益を上方修正 業務効率化や販売体制見直しで
 アゼアス<3161.T>が続伸。同社は26日、17.4期通期の連結営業利益予想を従来の1.2億円から1.7億円(前の期比2.1倍)へと引き上げると発表した。業務の効率化、販売体制の見直しなどが奏功した。


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