後場コメント No.2 HIS、東洋水産、DACHD、日立金属、ゴールドクレストなど

2017/05/29(月) 15:00
★12:34  HIS-野村が目標株価引き上げ 旅行事業回復 不採算事業の整理が進む
 エイチ・アイ・エス<9603.T>が大幅反発。野村証券では、旅行事業が回復しており、不採算事業の整理が進んでいると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3400円→3600円と引き上げた。
 野村予想をやや上方修正。GreenWorldHotels、Group MIKI Holdingsなど、足元積極的に行われ始めた複数のM&A(合併・買収)を今17.10期以降の野村予想に織り込んだとしたが、大枠の見方に変更はなし。100億円を上限とした自己株取得を反映し、積み上げ方式による目標株価を引き上げ。新規事業が少しずつ立ち会がり始めており、九州関連事業の回復にも期待。

★12:37  東洋水産-野村が目標株価引き上げ 国内ばん回・海外回復を待ちたい
 東洋水産<2875.T>が反発。野村証券では、国内ばん回・海外回復を待ちたいとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は4100円→4500円と引き上げた。
 カップ麺「QTTA」はややスローなスタートなうえ、米国における販売回復の兆しはまだ確認できないとしたが、メキシコペソの落ち着きを踏まえ、野村予想を増額。
 会社は下期からの販売回復を想定し、今18.3期に海外の販売数量を前期比1%増と計画。ペソの落ち着きはメキシコ向け輸出にポジティブも、販売数量で約7割を占める米国の販売回復が数量増に必須。8月に米国で新商品を投入するが、既存商品の落ち込みを防ぐ必要があるとした。野村では海外の販売数量を同横ばいと予想。

★12:41  DACHD-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 人員のシフトは起こっているもよう
 D.A.コンソーシアムホールディングス<6534.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、DACとアイレップの間で、すでに人員のシフトは起こっているもようとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は2000円→2100円と引き上げた。
 決算説明会で、DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)グループでは、「コミュニケーションメディア(Facebook やLINEやTwitterなど)・動画広告が引き続き好調に推移」であり、アイレップグループでは、「DACとの事業連携により、ソーシャルメディアの取り扱いが大幅拡大」と強調された。三菱UFJMSは、DACHDの下、DACとアイレップの間で(両社間での出向を含めて)人材と案件の最適配分という視点での経営を期待できるとコメント。すでに、人員のシフトは起こっているもようであるとした。

★12:42  日立金属-反落 クラッド材強化でSHカッパーと日立金属ネオマテリアルを統合
 日立金属<5486.T>が反落。同社は29日、クラッド材事業の強化を目的に、伸銅事業を手掛けるSHカッパープロダクツ(茨城県土浦市)を電線材料カンパニーから特殊鋼カンパニーに移管すると発表した。
 また、SHカッパープロダクツとクラッド材事業を手掛ける日立金属ネオマテリアル(大阪府吹田市)を統合する。統合新会社をクラッド材をはじめとする電子材事業の軸とし、日立金属と合わせたシナジー発現をめざす。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★12:44  ゴールドクレスト-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 18.3期営業利益予想を上方修正
 ゴールドクレスト<8871.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今18.3期営業利益予想を上方修正。投資判断「Buy」を継続、目標株価は3400円→3550円と引き上げた。
 新川崎、熱海など低簿価用地が多く、着工や契約の進ちょくにより、中期的に増益基調が続く見込み。前17.3期営業利益は前の期比29%増、新川崎1期、木場など竣工物件を中心に、マンション粗利益率は37%と引き続き高水準を確保。17年3月末契約残高は、駅徒歩2分、30階建で希少性の高い熱海タワー、近隣の武蔵小杉に比べて割安感のある武蔵新城など前期比29%増加している。新川崎3000戸の継続的な着工、発売準備も進んでおり、今18.3期、来19.3期営業利益予想を上方修正。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,079.70 +117.90
TOPIX 2,677.45 +14.30
グロース250 659.87 +9.75
NYダウ 37,753.31 -45.66
ナスダック総合 15,683.37 -181.88
ドル/円 154.36 -0.02
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ