前場コメント No.15 カカクコム、FCC、電通、パイオラックス、青山商事など

2017/06/22(木) 11:31
★11:05  カカクコム-底堅い 「食べログ」のレストランネット予約サービス 累計予約人数1700万人突破
 カカクコム<2371.T>が底堅い。同社は22日に、運営するランキングと口コミのグルメサイト「食べログ」において、レストランのネット予約サービスを通じた予約人数が、累計1700万人を超えたと発表した。
 「食べログ」のネット予約サービスは、スマホをはじめとするマルチデバイスから、リアルタイムの空席確認や予約申し込み・変更などを24時間いつでも行えるという。また、LINEアカウントとの連携により、予約情報の自動入力機能や予約完了時などにLINEメッセージで内容を確認できる利便性の高い機能などにより、利用者数を順調に伸ばしているとしている。

★11:07  FCC-東海東京が目標株価引き下げ 北米での新型ATの量産が本格化している
 エフ・シー・シー<7296.T>が続落。東海東京調査センターでは、北米での新型ATの量産が本格化しているとして、レーティング「Outperform」を継続した。目標株価は3100円→2920円と引き下げた。
 フォード向け10速AT用クラッチ生産は、前17.3期における業績の足を引っ張った。このアルミ製クラッチの立ち上げ生産ロスはほぼ解消に向かっている。今年度は本格的な量産段階への移行が見込める。さらに、GM(ゼネラルモーターズ)向けでも同様の製品が立ち上がる予定で、10速AT生産は、今18.3期以降の収益拡大のカギを握る転機になるとみられる。東海東京では、20.3期には10速ATを中心に両社の売上高が前17.3期実績に比べて2 倍増、売上構成において14%から24%へ拡大すると予想。一方、ホンダの売上依存度は4 割程度に低下する方向にあると指摘。

★11:09  電通-続落 ユーザーインターフェース改善の米カイゼンプラットフォームと業務提携
 電通<4324.T>が続落。同社は22日、ウェブサービスのユーザーインタ-フェースを効率的に改善する「Kaizen Platform」を運営するカイゼンプラットフォーム(米国カリフォルニア州)と業務提携し、Facebook動画広告のクリエーティブを改善するソリューション「P動CA」のサービス提供を開始すると発表した。
 これにより、カイゼンプラットフォームのノウハウと同社が認定する動画広告クリエーターを活用できるようになり、同時に、広告パフォーマンスの最適化と広告効果の透明性を確保できるようになる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:11  パイオラックス-東海東京が目標株価引き上げ 業績は堅調だが好材料は織り込み済み
 パイオラックス<5988.T>が反発。東海東京調査センターでは、業績は堅調だが好材料は株価に織り込み済みと判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2733円(1対3の株式分割を前回8200円に反映させた値)→2850円と引き上げた。
 精密ばねや金属加工に加えて樹脂成形技術を武器に、ファスナー類から燃料タンク周辺、駆動系部品、内装品などへ製品領域を拡大してきた。取引先でも日本車メーカーを制覇、海外拠点の拡充とともに海外メーカーに広がっており、成長の原動力となった。
 ただし、株価にはこの好材料が織り込まれてきたとみられる。東海東京では、かねてより銘柄として知名度は高くなくとも似たような主要製品(ファスナー類)と成長ストーリーを共有するニフコ(7988)と比べて、優良企業にもかかわらず半分のバリュエーション水準で投資できるとして注目した。いまや同社の株価バリュエーションは上昇、飛躍的な発展(例えば、M&Aや医療事業の収益拡大など)が新たなカタリストとして待たれるとした。

★11:12  アパマンショップ-3日ぶり反発 今期の不動産管理営業益8%増との観測
 アパマンショップホールディングス<8889.T>が3日ぶり反発。22日付の日経新聞朝刊で、同社の17.9期は、不動産管理事業の営業利益が15億円強と前期比8%増える見通しだと報じられた。
 物件オーナーの高齢化などを背景に、都市部で入居者の募集や家賃の収納代行といった管理受託が拡大するという。物件を借り上げるサブリースも受注が伸びるとされる。

★11:14  青山商事-小高い 女性向けサマーフォーマルの数量を前年比の1.5倍に増量
 青山商事<8219.T>が小高い。同社は22日に、女性向けサマーフォーマルの数量を前年比の1.5倍に増量し、全国の「洋服の青山」および「洋服の青山オンラインストア」で販売すると発表した。
 近年、夏の気温上昇の傾向が顕著で、さらに夏場は葬儀やお盆の墓参りなどで礼服の着用機会が多いこともあり、軽くて通気性の良いレディスサマーフォーマルの要望が年々増加しているという。「洋服の青山」では、2016年度のレディスサマーフォーマル売上高が2013年度と比較して2倍以上となっていることから、今期は過去最大の計13種類、3万着と豊富に品揃えし販売を強化するとしている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,460.08 +907.92
TOPIX 2,710.73 +44.50
グロース250 655.60 +4.96
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 154.90 +0.07
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ