〔Market Flash〕豪州の供給ボトルネックを背景に強粘結炭市況の上昇基調が続く~SMBC日興

2017/08/15(火) 10:52
【10:50】豪州の供給ボトルネックを背景に強粘結炭市況の上昇基調が続く~SMBC日興  SMBC日興証券では、鉄鋼市況についてレポートしている。11日付けの強粘結炭のスポット市況はトン194.5ドルと6月中旬の安値から39%上昇した。需要面では、鉄くずを原料とする誘導加熱炉から原料炭を用いる高炉へのシフトが中国で起こっているうえ、原料炭の多くを輸入に依存するインドの粗鋼生産が底堅いと指摘。供給面では、一時の水準からは増加したものの、中国の原料炭生産は抑制傾向が続いている。最大の供給源である豪州では、(1)South32のガス漏れによる減産、(2)Oaky North鉱山の労働争議の長期化、(3)鉄道輸送の停滞―などがボトルネックになっているとのこと。さらに、先物市場の投機的な動きが、市況変動を大きくしている可能性が高いと考えている。長期的には、市況上昇によって北米などで供給が増加し、需給が緩和されると予想している。ただし、あと数カ月で、豪州は再びサイクロンシーズンに入ることから、自然災害による鉱山や鉄道網への被害が懸念されるとした。 【10:05】不人気セクターからREIT、自動車を新たに推奨~野村  野村証券のマンスリーストラテジーリポートでは、不人気セクターの中からREITと自動車を新たに推奨している。REITに関しては、内閣改造で現状の金融政策の継続、黒田日本銀行総裁再任の可能性が高まった点に注目している。年後半は海外発で何度か揺り戻しの局面があると考えられるものの、低金利環境長期化の可能性を重視している。自動車は今期から来期にかけてセクターレベルでROEの改善を見込むことを推奨理由に挙げている。ROEの改善に対し、1.2倍というPBRは低すぎると指摘。自動車セクターは、相対PBRで見た割安感は6カ月~5年という時間軸では相応に機能してきたとのこと。00年以降の月次ベースで見ると、8月7日時点で相対PBRでは212カ月中で5番目で、「極めて強い割安感」と評価できると考えている。 【9:15】押し目買いの好機到来か~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券のテクニカル分析では、押し目買いの好機到来の可能性を指摘している。15年8月からの2年間の日経平均予想PERの平均は15倍。EPS1400円でPER15倍のときの日経平均は21000円となる。2012年11月のアベノミクス相場以降の平均PERである15.5倍を使うと、日経平均は21700円になると試算している。今年6月以降の日経平均は、2万円を超えては打ち返される展開が続いているが、三菱UFJMSでは、今後も押し目買いのスタンスが有効と考えている。現在、マーケットは北朝鮮情勢を巡って神経質な動きとなっている。手控えムードが一段と強まるなかでは、短期的に日経平均が水準を切り下げる可能性は排除できないが、後から振り返れば、日経平均の押し目はやはり買いだった、ということになりそうだとコメントしている。 【8:45】寄り前気配はTBSHD、ウシオ電、阪和興、アルフレッサが高い気配値  主力株の寄り前気配では、TBSHD(9401) +9.03%、ウシオ電(6925) +6.16%、阪和興(8078) +5.82%、アルフレッサ (2784) +5.12%、大和工(5444) +4.98%、武蔵銀(8336) +4.97%、京都銀(8369) +4.88%、ツムラ(4540) +4.82%、博報堂DY(2433) +4.82%などが高い気配値。  一方、光通信(9435) -3.56%、北越紀州(3865) -2.73%、洋缶HD(5901) -2.07%、カプコン(9697) -1.97%、HOYA(7741) -1.95%、資生堂(4911) -1.80%、キッコーマン(2801) -1.45%、石油資源(1662) -1.38%、応化工(4186) -1.35%、ジャフコ(8595) -1.29%などが安い気配値となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,471.20 -761.60
TOPIX 2,697.11 -56.09
グロース250 661.60 -19.15
NYダウ 37,735.11 -248.13
ナスダック総合 15,885.02 -290.08
ドル/円 154.53 +0.26
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ