前場コメント No.9 トリケミカル、石川製、アマノ、ラオックス、INEST、イエローハットなど

2017/09/25(月) 11:30
★10:43  トリケミカル-三菱UFJMSが目標株価を引き上げ 最先端半導体材料は着実に成長
 トリケミカル研究所<4369.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、最先端半導体材料は着実に成長している点を指摘。投資判断は「Buy」を継続、目標株価を3200円→4100円と引き上げた。

 微細化、三次元化に伴う事業機会の拡大で、半導体市場の平均成長率を上回る増収と、利益率向上が利益をけん引すると見ている。ポイントは、 1)DRAM微細化進展に伴うHigh-k材料の需要増加傾向は変わらず、2)プレカーサー製造の韓国合弁会社は最終ユーザーの製品評価段階、3)10nm以降の最先端分野を含むロジック向け需要増加、4)NAND向け需要はこれから本格化、5)内製率向上に向け上野原第二工場増築は計画通り進捗、6)台湾工場新設は設計会社選定段階、需要環境は当初想定通りで順調であることなどを挙げた。

★10:47  石川製作所-大幅に4日続伸 ブラックロックJPNが株式5.36%新規取得
 石川製作所<6208.T>が大幅に4日続伸。22日大引け後に公表された大量保有報告書(5%ルール)で、ブラックロック・ジャパン(千代田区)が15日時点で同社株式を5.36%新規取得したことが明らかとなり、材料視されている。保有株式数は34万2500株。

★10:53  アマノ-東海東京が新規に「Outperform」  時勢に乗った事業展開で連続最高益更新を予想
 アマノ<6436.T>が反発。東海東京調査センターでは、時勢に乗った事業展開で連続最高益更新を予想。投資判断は新規に「Outperform」、目標株価は3150円で設定した。

 事業環境は「働き方改革」や首都圏再開発などの追い風を受けて、今後ますます良好になるとみている。東海東京では、18/3期売上高を1273億円(前年比6.0%増)、営業利益を143億円(同8.6%増)と予想している。今期から本格的に拡販を開始した就労管理ソフト「TimePro-NX」の販売好調や、首都圏再開発にともなう駐車場システムの需要増加などにより、今期も最高益を更新するとみている。

★10:58  ラオックス-反発 婦人靴の企画・卸売りのオギツを子会社化
 ラオックス<8202.T>が反発。同社は22日、婦人靴の企画・卸売りを手掛けるオギツ(台東区)およびそのシステムを管理する恒和総業(同)の株式を取得し、オギツグループを子会社化すると発表した。

 オギツは、「ing(イング)」「Pitti(ピッティ)」などのオリジナルブランドのほか、有名ブランドのライセンスを多数有している。今回の株式取得で商品構成を充実させるほか、既存の同業種事業との製造、販売面での相乗効果と効率化にもつながるとしている。

★11:03  INEST-急落 元役員による不正行為の疑い 不正行為の合計金額約1億円
 INEST<3390.T>が急落。同社は22日に、元役員による不正行為の疑いが生じたと発表した。

 代表取締役であった元役員より、2012年頃から断続的に同社および子会社が取引先に支払った金銭の一部について、不正に金銭を受領していたとの自己申告があったという。申告によれば、不正行為の合計金額は約1億円。2018年3月期および過年度決算に与える影響については、内部調査委員会による調査結果を踏まえ、確定次第速やかに公表するとしている。

★11:07  イエローハット-底堅い 中古タイヤ販売店の出店拡大
 イエローハット<9882.T>が底堅い。25日付の日経新聞朝刊で、同社が中古タイヤの販売店の出店を増やすと報じられた。

 5年以内に現在の2倍以上の50店舗にするという。都市部を中心に車1台あたりの走行距離が短くなっており、安価な中古品で済ませるニーズが高まっていることに対応するとされる。子会社のトレッド(横浜市)が手がける中古タイヤ店「トレッド」の出店を増やすもよう。今後の収益の伸びが期待され、株価は底堅く推移している。


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