前場コメント No.1 ファストリ、ニューテック、東芝、ハピネット、三井化学など

2017/09/26(火) 11:30
★9:00  ファストリ-続伸 アジア/GUの成長が過小評価されている 「買い」へ引き上げ
 ファーストリテイリング<9983.T>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、アジア/GUの成長が過小評価されていると判断。国内懸念は行き過ぎとして、投資判断を「中立」→「買い」を継続、目標株価を36500円→39000円と引き上げた。
 バリュエーションの高さ、原価上昇懸念による国内ユニクロへの懸念で同社株はここ1年で24%、3年で34%、TOPIXをアンダーパフォーム。来期より円安状況が緩和されるため、国内へ過度な懸念は不要。中国/東南アジアを中心としたアジアユニクロの拡大、GUが踊り場より再度復調をみせると考え、今18.8期、来19.9期EPSを4%/5%上方修正。12カ月フォワードPERは13年以降の現状下限(上限46倍)の26倍まで調整し、優良銘柄の買いの好機と判断。

★9:00  ニューテック-買い気配 上期営業益を上方修正 販売管理費の削減効果で
 ニューテック<6734.T>が買い気配。同社は25日に、18.2期上期(3-8月)の連結営業利益予想を従来の3300万円から7200万円へと引き上げると発表した。17.2期は連結決算を行っていないため、前年同期比較はできない。販売管理費の削減効果により、利益は前回予想を上回る見込みとなった。なお、通期業績予想は据え置いた。

★9:00  東芝-UBSが「Buy」へ2段階引き上げ 問題は時間をかければ解決できる
 東芝<6502.T>が6日ぶり反発。UBS証券では、問題は時間をかければ解決できると判断。レーティングを「Sell」→「Buy」、目標株価を170円→450円と引き上げた。
 自力で上場廃止を回避できそう。従来までの打開策は、監査法人の承認を得る、WD(ウエスタンデジタル)の訴訟問題を解決するなど、自社努力だけでは解決できない問題が多過ぎた。しかし、メモリの好業績に加えて、新株発行か第三者割当の増資で債務超過を回避できるところまできた。加えて、ウェスチングハウスの売却先が確定すれば、売却益と税効果を計上できる。この場合はメモリ売却と増資がなくても、債務超過を回避できる可能性があると指摘。
 案件規模が大きい上に関係社数が多いため、メモリ売却完了に時間がかかるのは仕方がない。上場廃止リスクを排除できれば交渉完了時期の時間制限が緩和される。このため、交渉を従来よりも優位に進められる可能性があるとした。

★9:00  NTT-買い気配 上限3000万株・1500億円の自己株取得枠を設定
 NTT<9432.T>が買い気配。同社は25日、上限3000万株・1500億円の自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2017年9月26日~2018年3月31日。自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.50%。

★9:01  ハピネット-買い気配 上期営業益を上方修正 「Switch」でビデオゲーム事業が好調
 ハピネット<7552.T>が買い気配。同社は25日に、18.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の12億円から16億円(前年同期比89.6%増)へと引き上げると発表した。
 ビデオゲーム事業において、任天堂の「Nintendo Switch本体」および関連ソフトが好調に推移したことが寄与する。なお、通期の業績予想については、同社グループの最大の商戦期であるクリスマス・年末年始商戦の状況が現時点では不透明なため、従来予想を据え置いた。

★9:01  三井化学-MSMUFGが目標株価引き上げ 石化市況変動の影響を受け難い
 三井化学<4183.T>が小動き。モルガン・スタンレーMUFG証券では、石化市況変動の影響を受け難いと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を770円→830円と引き上げた。
 事業ポートフォリオへの転換が順調に進展しているとみて、業績予想を増額。過去数年の基礎化学品の構造改革により、業績ボラティリティは大きく低下。石化系事業の収益安定化、成長戦略事業の収益拡大で19年度営業利益は1200億円超へ拡大する見込み。投資指標面で割安感が強いと判断。


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