前場コメント No.6 三井金属、マース、ブロッコリー、アートネイチャー、フェローテックなど

2017/10/17(火) 11:31
★9:09  三井金属-底堅い 上期経常益2倍弱との観測 スマホ高機能化で材料販売好調
 三井金属<5706.T>が底堅い。17日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期上期(4-9月)の連結経常利益が170億円程度と、前年同期の2倍弱になったようだと報じられた。
 会社予想を20億円ほど上回るという。スマートフォン(スマホ)の高機能化を追い風に、配線基板に使われる銅箔など機能材料の販売が好調とされる。亜鉛価格の上昇で製錬事業の在庫評価益も膨らんだもよう。

★9:09  ファーストブラザーズ-反発 ササビーリーグとバケーションレンタルでライセンス契約
 ファーストブラザーズ<3454.T>が4日ぶり反発。同社は10月16日の大引け後に、ササビーリーグと、バケーションレンタル事業における〈RHC HOUSE by Ron Herman California〉ブランドのライセンス契約を締結したと発表した。湘南の複合施設でRon Hermanの世界観を体現したゲストハウスをスタートさせる。

★9:09  マース-大幅続落 通期営業益を下方修正 ホールの設備投資意欲低迷で
 マースエンジニアリング<6419.T>が大幅続落。同社は16日に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の50.0億円から40.0億円(前年同期比7.3%減)に引き下げると発表した。アミューズメント関連事業の主な販売先であるパチンコ業界について、ホールの設備投資意欲は低迷し、期初の予想よりも回復が遅れていることが響く。
また、18.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の19.0億円から13.1億円(前年同期比32.6%減)に引き下げると発表した。

★9:10  ブロッコリー-SBIが「強気」へ引き上げ 「シャニライ」収益貢献を織り込む局面
 ブロッコリー<2706.T>が3日ぶり反発。SBI証券では、「期待から現実に」とコメント。「シャニライ」の収益貢献を織り込む局面とみて、投資評価を「中立」→「強気」と引き上げた。目標株価は1000円→840円と引き下げた。
 会社側が今18.2期業績見通しを下方修正したため、今18.2期以降のSBI予想も見直し。8月28日にKlab(3656)より配信が開始されたスマートフォン向けリズムアクションゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ ShiningLive」が期待していたほどの大ヒットには至っていないこと、ハピネット(7552)と進めている大型新規コンテンツについても、いまだに両社から何ら発表がないことから、新規コンテンツの本格展開の時期が遅れる可能性があることを考慮。
 とは言え、今3Q(9~11月期)からは、シャニライからのライセンス収入が見込まれること、11月にはシャニライのテーマソング「Shining☆Romance 」・「FORCE LIVE」のMVフルVer.を収録した新作CDの発売を予定しており、業績回復の本格化が見込まれるとした。

★9:11  アートネイチャー-小動き 癌治療学会学術集会に医療用ウィッグをブース出展
 アートネイチャー<7823.T>が小動き。同社は10月16日の大引け後に、10月20日~22日にパシフィコ横浜(横浜市)で開催される「第55回日本癌治療学会学術集会 企業情報交換会」に、医療向けウィッグ『ANCS(アンクス)』ブースを出展すると発表した。
 会場内のブースでは、医療用ウィッグのJIS規格(日本工業規格)に適合した『ANCS』の商品展示・試着をはじめ、優しい肌触りが特長のオーガニックコットン(綿100%)を使用した医療向け帽子などを展示。乳がん検診啓発パンフレットの配布などを行うとした。

★9:13  フェローテック-反発 上期36%営業増益との観測 半導体向け石英など消耗品好調
 フェローテックホールディングス<6890.T>が反発。17日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期上期(4-9月)の連結営業利益が前年同期と比べ36%増の46億円前後になったようだと報じられた。
 会社予想(30%増の44億円)から上振れし、同期間として最高益を更新するという。半導体の製造工程で使われる石英など消耗品の販売が好調だったとされる。


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