後場コメント No.6 三菱電機、積水化学、アマノ、三菱重工業、象印マホービンなど

2017/11/21(火) 15:00
★13:47  ヤマハ-ドイツ証が目標株価引き下げ 「株価動向を様子見する」
 ヤマハ<7951.T>が3日続落。ドイツ証券では、「株価動向を様子見する」とコメント。レーティング「Hold」を継続、目標株価は4100円→4000円と引き下げた。
 楽器事業の今18.3期2Q販売実績を踏まえて、今18.3期通期の営業利益予想を下方修正。日米欧での楽器販売が想定比で下振れ。新製品効果が期待されたが、欧米ではSell-inが進まなかった。日本では需要縮小が止まっていない。下期にすべてばん回するのは難しいとみられるとした。

★13:47  三菱電機-3日ぶり反発 AIを活用したロボットの力覚制御の高速化技術開発
 三菱電機<6503.T>が3日ぶり反発。同社は21日に、同社のAI技術「Maisart(マイサート)」を、産業用ロボットのアームを人の腕のように柔らかく動作させる力覚制御に適用し、動作時間の大幅短縮を実現する「AIを活用したロボットの力覚制御の高速化技術」を開発したと発表した。
 はめあい作業やコネクタ・基板の挿入作業などの高速化を図ることにより、電機・電子製品の組み立て工程の生産性向上に貢献するとしている。

★13:50  積水化学-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 18.3期は住宅の進ちょくが鈍い
 積水化学工業<4204.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今18.3期は原料高を吸収して小幅増益予想だが、住宅の進ちょくが鈍いとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は2030円→2150円と引き上げた。
 エクイティ・ストーリーは「高機能プラスチックスでの車輌・輸送や住インフラ分野での拡販による利益成長」で変更はないが、現在の株価は利益成長をおおむね織り込んだ水準と判断。塩ビなど原料コスト高による影響は、価格是正や数量構成の改善で吸収できており、上期時点では収益のネガティブ影響は残っていないもよう。しかし、直近でナフサ価格がさらに上昇しているうえに、住宅分野では受注高が期初計画を下回って推移している。これらが長引けば、業績および株価のマイナス影響となる可能性があるとした。

★13:57  アマノ-東海東京が目標株価引き上げ 今後は「NX」の拡販本格化に期待
 アマノ<6436.T>が大幅に4日続伸。東海東京調査センターでは、今後は「NX」の拡販本格化に期待。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を3150円→3600円と引き上げた。
 2Q累計(4~9月)決算を受け、今18.3期通以降の利益予想を増額修正。特に情報システムのソフトウェアが2Q累計で前年比21.6%増収(アマノ単体)と足元の販売好調を確認 。注目されていた中小企業向け就労管理システム「TimePro-NX」の拡販もおおむね順調に進んでいるとみられ、今18.3期下期以降の増益モメンタムは高まったと判断。

★14:01  三菱重工業-反発 空調機器をIoTで一括管理するサービス「M-ACCESS」提供開始
 三菱重工業<7011.T>が反発。同社は21日に、グループの三菱重工サーマルシステムズ(東京都港区)が、インターネットを介して遠隔で空調機器の状態を監視し省エネ制御を可能にするサービス「M-ACCESS」の提供を来年1月から開始すると発表した。
 この「M-ACCESS」は、クラウド型ゲートウェイ機器を採用した遠隔監視システムを特徴としており、距離の離れた多拠点の空調機器を、IoT(モノのインターネット)関連技術により、一元管理することが可能という。パソコンやタブレット端末を利用して、インターネットを介し、遠隔地にある空調機器の状態を容易に監視および操作できるとしている。

★14:02  象印マホービン-ドイツ証が目標株価引き下げ まだ厳しい状況が続くだろう
 象印マホービン<7965.T>が反発。ドイツ証券では、今17.11期はまだ厳しい状況が続くだろうとコメント。レーティング「Hold」を継続、目標株価は1200円→1100円と引き下げた。
 業績はボトムに近づいているとの印象を持っているとしたが、一方で、回復のタイミングやマグニチュードは、まだ不透明な状況と判断。まずは、国内における炊飯器市場の安定化を確認したいとした。

★14:09  SMC-水戸が目標株価引き上げ 4~9月期に営業利益率が大幅に改善
 SMC<6273.T>が反発。水戸証券では、4~9月期に営業利益率が大幅に改善していると判断。レーティング「A」を継続、目標株価は48000円→60000円と引き上げた。
 4~9月期は売上高2914億円(+27%)、営業利益954億円(+41%)。業種別では半導体やスマホ向けを中心とした電機がけん引したが、自動車、工作機械、食品、医療向けなど、ほぼ全業種向けに好調だった。限界利益率の高さを背景とした増収効果や生産性改善により、営業利益率は+3.2pと大幅に改善。水戸では、上方修正された会社計画からの上振れを予想。


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