前場コメント No.13 テクマトリックス、THK、日本ピグメント、スクリーン、ヤマハ発動機など

2017/11/22(水) 11:31
★10:08  テクマトリックス-5日続伸 アシストと協業し情報漏洩対策サービスの提供開始
 テクマトリックス<3762.T>が5日続伸。同社は22日10時に、子会社である沖縄クロス・ヘッド(沖縄県那覇市)が、アシスト(東京都千代田区)と協業し、情報漏洩対策サービス「ダブルブラウザ・ソリューション」の提供を開始すると発表した。
 「ダブルブラウザ・ソリューション」は、アシストが提供するクライアント仮想化製品「Ericom」を基盤としたサービスという。1台のパソコン上でインターネットにつながる仮想ブラウザと、社内用のローカルブラウザを使い分けることにより、インターネット経由のサイバー攻撃から機密情報を守るとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★10:10  THK-CSが目標株価引き上げ 割安感は極めて魅力的 能力不足解消に期待
 THK<6481.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、割安感は極めて魅力的と判断。能力不足解消に期待するとし、投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を4300円→5000円と引き上げた。
 現状は旺盛な受注に生産能力が追いついていない。しかし、(1)着実な能増効果が顕在化、低位にとどまっているコンセンサス予想の上昇が期待される(18.12期IBES予想営業利益419億円は、CS予想470億円を11%下回る)、(2)同時に割安な株価バリュエーションの是正が進む(来期予想PERは14.9倍、インプライドPERは18.8 倍)、(3)来年2 月開催予定の本決算説明会で新中計発表が期待される上、来期予想配当利回りは2.0%とFA関連内では相対的に極めて魅力的。
 能増遅れを加味し、今期予想営業利益を350億円から290億円(会社計画280億円)へ減額するが、来期予想は450億円から470億円へ、再来期予想も500億円から520億円へ増額修正。

★10:15  日本ピグメント-急騰 埼玉県に新工場建設 液体分散体の海外での需要拡大に対応
 日本ピグメント<4119.T>が急騰。同社は22日8時30分に、液体分散体(以下LD)の主に海外での需要拡大に対応し、埼玉県(児玉郡神川町)に新工場を建設すると発表した。
 土地取得、建屋建設および生産ライン設置の投資額は約25億円で、稼働開始によりLDの年間生産能力は現在の4倍になるという。2019年春の稼働開始に向けて準備を進めている。LDの主な用途はテレビやスマホなどの画面に採用されている液晶パネル内カラーフィルターであり、韓国や台湾のレジストメーカー向けを中心として今後も需要拡大が見込まれるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:19  スクリーン-みずほが目標株価引き上げ 19.3期もメモリーの増収で増益を達成との見方
 SCREENホールディングス<7735.T>が5日続伸。みずほ証券では、会社計画は保守的で、来19.3期もメモリーの増収で増益を達成できると想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を10000円→13500円と引き上げた。
 今18.3期上期決算後に株価が急上昇したのは、同社がサムスン以外のメモリーメーカー向けに高い競争力を持つことを、株式市場が見落としていたからではないだろうかとコメント。加えて、SPE部門の利益率改善余地に疑問を持っていたと推測される。
 みずほでは、来19.3期はサムスン以外のメモリー投資が増加すると予想しているとし、同社にはポジティブと判断。東京エレクトロンと比較して、同社の利益率の上昇余地が大きいとの見方にも変更はないとした。

★10:20  ヤマハ発-続伸 20年に鋳造外販売上高を3割引き上げへ
 ヤマハ発動機<7272.T>が続伸。22日付の日経産業新聞で、同社が2020年までに鋳造部品の外販事業の売上高を130億円と16年実績から約3割引き上げると報じられた。
 自動車メーカーのエンジン部品などに加えて、電動化車に使うモーター用のケースなどへの採用を提案するという。インドネシアをはじめ海外での製造受託も本格化しており、軽量化ニーズの高まりを追い風にアルミ鋳造部品の外販を増やすとされる。今後の業績拡大への貢献が期待され、株価は上昇している。


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