前場コメント No.11 ニチイ学館、住友不動産、ディスコ、アサヒ、リゾートトラストなど

2017/11/24(金) 11:30
★9:50  ニチイ学館-みずほが目標株価引き上げ 収益体質は徐々に改善しつつある
 ニチイ学館<9792.T>が4日続伸。みずほ証券では、収益体質は徐々に改善しつつあると判断。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1200円→1250円と引き上げた。
 有料老人ホームの事件の影響は限定的と、みずほでは想定。収益改善ペースは今期でおおよそ一巡するものの、収益体質は徐々に改善している。株式市場では「売り」対象になるイメージがあるが、利益改善によって現在の株価水準はフェアバリューと考えられるとした。
 注目点は、(1)介護報酬改定の影響、(2)赤字の教育事業の収益改善の2点。12月に社長就任予定の森氏の手腕に注目。

★9:54  住友不動産-SMBC日興が目標株価引き上げ 主力のオフィス事業はまだまだ伸びそう
 住友不動産<8830.T>が3日続落。SMBC日興証券では、主力のオフィス事業はまだまだ伸びそうとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は4800円→4900円と引き上げた。
 業績予想を増額修正。開発プロジェクトのリーシングが順調に進ちょくするなどオフィス事業は好調。今後も豊富な開発プロジェクトのパイプラインを背景に、増収増益基調が続く見込み。株価については不動産セクター全体をアウトパフォームする展開が続いているが、NAVディスカウント(税引き後)30%、インプライド・キャップレート4.5%と、同社のアセット・クオリティを考慮すれば、バリュエーションの割安感は依然として強いと判断。

★9:58  ディスコ-SMBC日興が目標株価引き上げ 顔認証ガラス加工需要に注目
 ディスコ<6146.T>が小安い。SMBC日興証券では、今18.3期下期モメンタム鈍化も、顔認証ガラス加工需要に注目。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は22000円→22500円と引き上げた。
 焦点となる今後の半導体投資動向としては、暦年(WFE:Wafer Fab Equipment、ドル)ベースで2017年:前年比24%増、2018年:2%増、2019年:7%減を想定。同社は半導体設備の後工程分野を事業領域とするが、同社売上高はダイサやグラインダ関連の需要が旺盛で、拡大局面の伸長率は市場平均をやや上回り、2019年以降の下降局面においてはブレードなど消耗品の寄与で、落ち込みは相対的に小幅にとどまる可能性が高い。なお、今18.3期4Qおよび来19.3期1Qには、スマートフォン用途などの顔認証に関するガラス加工関連の需要が高まる公算が大きいと推測されることも要注目。

★10:02  アサヒGHD-6日ぶり反落 来春メドに中国で欧州ビール販売へ
 アサヒグループホールディングス<2502.T>が6日ぶり反落。23日付の日経新聞朝刊で、同社が2018年春をメドに、中国で欧州ビールの販売に乗り出すと報じられた。
 買収先の計2ブランドを飲食店などで展開し、3年後に50万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を売る計画だという。価格は未定だが、現地ブランドの約3倍で売られる「スーパードライ」よりもさらに高くなる見通しとされる。ただ株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★10:02  リゾートトラスト-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 富裕層需要取り込み策に注目
 リゾートトラスト<4681.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株高による資産効果はあるが、次期中計での富裕層需要取り込み策に注目。投資判断「Hold」を継続も、目標株価は2250円→2550円と引き上げた。
 今18.3期上期決算を受けて、主力の富裕層向けホテル会員権の契約の回復傾向、下期発売予定の横浜ベイコートなど販売可能物件の確保から、今18.3期以降の営業利益予想を据え置くとした。次期中計期間の販売可能物件が多く、成長分野のメディカル事業の拡大もあり、中期的に増益基調が続くと予想。目標株価は算定基準期、妥当倍率変更により、引き上げ。来19.3期からの次期中計では、長期滞在型施設の開発、検診会員数の拡大に注目。


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