前場コメント No.13 フジクラ、参天製薬、昭和シェル石油、DeNA、ソラストなど

2017/11/24(金) 11:30
★10:17  フジクラ-SMBC日興が目標株価引き上げ 第3の収益の柱が求められる
 フジクラ<5803.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、第3の収益の柱が求められるとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は1020円→1080円と引き上げた。
 短期的な業績モメンタムは競合他社に対して強いと想定。市場の伸びが続いている中国の光ファイバー市場向けのエクスポージャーが高く、ハーネス事業の不振を吸収すると予想しているため。ただし、現在、光部品で起こっている在庫調整の影響が光ファイバー市場に広がるリスクもあり、不透明感は強い。光ファイバーやFPCは伸びているが、需要変動が大きい。ハーネスの人件費高騰問題は峠を越えつつあるが、後遺症も残り高収益事業に回帰するには時間がかかりそう。長期的には、光ファイバー、FPCに続く収益の柱が必要と指摘。

★10:21  参天製薬-みずほが目標株価引き上げ EMEA・アジアの売上高増額と利益率改善を見込む
 参天製薬<4536.T>が続落。みずほ証券では、EMEA、アジア事業の売上高増額と利益率改善を見込むとコメント。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1680円→1940円と引き上げた。
 みずほ予想を増額修正。主な要因は、海外事業(EMEA、アジア)の売上高増額と利益率改善を見込んだこと。EMEAではMerck社から買収した緑内障治療薬コソプト、アジアでは抗菌点眼薬クラビットの売上高を増額。引き続き、新規メカニズムの緑内障治療薬オミデネパグ(DE-117)、およびセペタプロスト(DE-126)の臨床試験データが当面の注目点になるとした。

★10:21  昭和シェル石油-みずほが目標株価引き上げ 短期的には増配の可能性に注目
 昭和シェル石油<5002.T>が3日続伸。みずほ証券では、短期的には増配の可能性に注目。投資判断「中立」を継続、目標株価は1250円→1450円と引き上げた。
 3Q決算の内容や市況動向などを踏まえて、業績予想を見直し。引き続き、太陽電池事業の収支動向に注意は必要だが、石油事業での好調な市況を背景に、来18.12期は実質利益ベースで増益を見込むとした。短期的には、堅調な市況・業績動向を踏まえ、増配の可能性に注目。みずほでは年間配当金予想を38円から40円/株へ引き上げているとした。

★10:25  KLabやDeNAなど-安い 世界的なガチャ規制を警戒か ベルギーで「ルートボックス」規制と報道
 KLab<3656.T>やディー・エヌ・エー<2432.T>、トーセ<4728.T>などがゲーム関連の一角が安い。ベルギーの賭博委員会が、昨今のゲームに搭載されている「ルートボックス」をギャンブルと認定し、子供に与える害を考慮し、欧州全域にて禁止を求める声明を発表したと複数のメディアが報じたことが手がかり。
 なお、これについては、その内容を否定するコメントが出されたとの報道もあり、不透明感を敬遠する向きもあるようだ。
 「ルートボックス」とはゲーム内で手に入る、開けることでランダムにアイテムが手に入るボックスであり、国内におけるガチャに似た課金スキーム。上記の報道などをきっかけとし、世界的なガチャ規制が加速する可能性が嫌気されゲーム関連株一角に売りが出ているもよう。

★10:29  ソラスト-いちよしがフェアバリュー引き上げ 規模拡大が利益成長につながる循環続く
 ソラスト<6197.T>が続伸。いちよし経済研究所では、生産性改善の取り組みとM&A(合併・買収)による規模拡大が利益成長につながる循環が続くと想定。レーティング「A」を継続、フェアバリューを2200円→3000円と引き上げた。
 医療関連受託事業は、人員抑制→生産性向上→処遇改善の流れが全社で共有されて生産性改善の取り組みが順調に進んでいるほか、介護事業も既存拠点の収益性改善と複数の大型M&A案件の締結から、来19.3期以降の業績拡大が続く見通し。
 同社は過去の実績からPMI(買収後の経営統合)が巧みであり、大型案件の2件を含む傘下企業と既存事業とのシナジー効果が早期に実現できると期待。


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