前場コメント No.8 ケア21、日本電気硝子、オークマ、丸紅、オルトプラスなど

2017/12/11(月) 11:31
★9:21  ケア21-急落 前期営業益2.2倍も会社計画下回る
 ケア21<2373.T>が急落。同社は8日に、18.10期通期の連結営業利益予想を10.0億円(前期比13.6%増)と発表した。社内求職者紹介制度の活用により必要な人財の充足を図るとともに、さらなる処遇改善を進め、従業員のモチベーションを高めることにより、既存事業所の収益力の向上と新規事業所の初月黒字化に引き続き取り組むとしている。
 併せて発表した、17.10期通期の連結営業利益は8.8億円(前の期比2.2倍)だった。施設系介護事業が、17.10期においてオープンした施設を満床にするため積極的な営業展開を図ったことが奏功し、大幅な増益となったことが寄与した。しかし、通期の会社は10.0億円だったので着地は下振れた。

★9:24  日本電気硝子-SMBC日興が目標株価引き上げ ガラスファイバーの値上げを織り込む
 日本電気硝子<5214.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、ガラスファイバーの値上げ・能力増強を織り込み、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4800円→5200円と引き上げた。
 業績は液晶ガラスの利益改善と、ガラスファイバーの出荷量増加によって好調。特に、ガラスファイバーは、主用途である自動車で二酸化炭素排出規制への対応に向けた軽量化への取り組みが本格化するなかで、この数年同社が取り組んできた生産能力増強やPPG欧米ガラスファイバー事業買収によって、業績貢献が拡大している。来18.12期を最終年度とする中期計画の営業利益目標300億円は今期すでに達成する見込みであり、来期以降の利益成長に向けた議論が活発化するにつれ、株価評価が高まる見通し。

★9:26  オークマ-SMBC日興が目標株価引き上げ 好調な受注を踏まえて業績予想を上方修正
 オークマ<6103.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、好調な受注を踏まえて業績予想を上方修正。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は6150円→7340円と引き上げた。
 今18.3期営業利益は199億円と、会社計画195億円を上回ると予想。従来予想188億円からの主な変更点は経費増加額を減額したこと。従来、増収に伴い通期で前期比21億円の増加と予想していたが、同社の経費抑制努力により、上期で前年同期比4億円の増加にとどまっており、通期で15億円の増加と見直したとしている。また、数量の前提も上期の堅調な受注を受け、やや上方修正しているとした。

★9:29  丸紅-大和が目標株価引き上げ 既存事業の収益性改善と財務強化が注目点
 丸紅<8002.T>が3日ぶり反落。大和証券では、既存事業の収益性改善と財務強化が注目点とし、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は750円→800円と引き上げた。
 今18.3期純利益の大和予想は従来の1750億円で据え置き。来19.3期と20.3期の純利益予想は、航空機関連や建機・産機が好調な「輸送機」などを上方修正する一方、米農家収入の低迷が逆風となっている「農業化学品」などを下方に見直したが、全体としてはおおむね従来想定を踏襲して微調整の範囲にとどめるとした。今18.3期~20.3期の平均予想ROEは、永久劣後特約付ローンを除くベースで10.6%となる見通し(大和従来予想10.7%)。

★9:33  オルトプラス-3日続伸 ダンクハーツと提携 ソーシャルゲームの開発・運営で協業
 オルトプラス<3672.T>が3日続伸。同社は12月11日9時に、ダンクハーツ(大阪市)と資本・業務提携を締結し、ソーシャルゲームの開発・運営事業における協業体制を強化すると発表した。
 ダンクハーツは2005年にコンテンツメディア事業を主な事業として創業。そのコンテンツ制作ノウハウを活かしてソーシャルアプリ事業へ進出。以後、輝星のリベリオンやウェポンガールズ、動乱の三国志VERSUSなど多数のヒットタイトルを開発・運営している会社。また、早期にベトナムやタイなどの東南アジアマーケットへ子会社を設立するなどオルトプラスとの指向性も近いことから、今回の提携に至ったとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,283.41 -796.29
TOPIX 2,634.88 -42.57
グロース250 649.41 -10.46
NYダウ 37,775.38 +22.07
ナスダック総合 15,601.50 -81.87
ドル/円 154.60 -0.04
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ