前場コメント No.9 鳥貴族、三井物産、UTグループ、牧野フライス、DMG森精機など

2017/12/11(月) 11:31
★9:33  鳥貴族-急騰 1Q営業益2%減も悪材料出尽くしで
 鳥貴族<3193.T>が急騰。同社は8日に、18.7期1Q(8-10月)の連結営業利益は3.9億円(前年同期比2.0%減)だったと発表した。
 新規出店で店舗数が増加したことにより売上高は増加したものの、店舗数拡大などにより販管費が増加したことが響き減益となった。上期の会社計画8.9億円に対する進ちょくは43.9%となっている。しかし、悪材料出尽くしから買いが入っている。

★9:33  三井物産-大和が目標株価引き上げ 高水準のCFを背景に還元強化の期待が高まる
 三井物産<8031.T>が3日続伸。大和証券では、高水準のCFを背景に還元強化の期待が高まるとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は1850円→1950円と引き上げた。
 今18.3期純利益の会社計画は超過達成が可能と見られ、キャッシュフローも高水準で推移しそう。今18.3期~20.3期の1株当たり配当予想、来19.3期~20.3期の純利益予想は各々従来想定を引き上げ。
 運転資本増減を除く基礎営業キャッシュフローの今18.3期会社予想は、IPP事業の資金回収などを見込んで5000億円から6000億円に上方修正されており、自社株取得を含む株主還元強化への期待も高まっている。予想ROEに基づくPBR評価の観点から、現状株価には一定の割安感が見出せると判断。

★9:34  UTグループ-岩井コスモが目標株価引き上げ 18.3期は前期比3割超の営業増益を予想
 UTグループ<2146.T>が5日続伸。岩井コスモ証券では、今18.3期は計画を上回る前期比3割超の営業増益を予想。投資判断「A」を継続、目標株価を2400円→3600円と引き上げた。
 人手不足などを背景に製造業企業からの人材派遣サービスを活用する需要は強く、今18.3期は会社計画を上回る前期比3割超の営業増益が期待可能。21.3期に営業利益82億円(前17.3期は34億円)などを数値目標としている中期目標の達成に向けて、中期的に大幅増益が期待できる企業として注目するとした。

★9:37  牧野フライス-SMBC日興が目標株価引き上げ 高水準の受注が続いている
 牧野フライス製作所<6135.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、高水準の受注が続いていることから、依然割安感ありと判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1250円→1490円と引き上げた。
 今18.3期営業利益は128億円と、会社計画122億円を上回ると予想。従来予想122億円との主な差異は為替前提の変更(1ユーロ=125円→130円、1シンガポールドル=77.9円→82.5円。営業利益感応度はそれぞれ1円円安で約6000万円増)により+5億円とした点。今18.3期受注高は会社計画1800億円を上回る1854億円と予想。下期の受注については、電機、電子関連の受注が上期に偏重するアジアでは上期比減少すると考えられるが、アメリカでは下期にも航空機向けの大型案件獲得の期待があること、国内では下期から本格的に販売を開始した金型向けの新機種効果が期待できることから、前年同期比では堅調な水準が続き、全体で前年同期比12%増となるとみているとした。

★9:42  DMG森精機-SMBC日興が目標株価引き上げ 18.12期も増収増益と予想
 DMG森精機<6141.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、欧州を中心とする受注の積み上げで、来18.12期も増収増益と予想。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2160円→2500円と引き上げた。
 今17.12期営業利益は292億円と、会社予想280億円を上回って着地すると予想。来18.12期売上高は前期比6%増の4370億円、営業利益は18%増の345億円と予想。従来予想との差は、主に数量前提と為替前提の変更。今17.12期の受注は前期比20%増の4411億円(会社予想4300億円)と予想しているとし、来18.12期は例年より高い受注残高を持ったスタートと予想。自動車、航空機関連、SPE、医療機器、一般機器など幅広い産業の投資にけん引され、全地域での増収を予想しているとし、今17.12期に高水準であった欧州でも伸び率こそ鈍化するが、堅調な水準が続く見込みとした。


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