前場コメント No.10 学情、フジクラ、技研興業、総医研、メドレックスなど

2017/12/11(月) 11:31
★9:43  学情-急騰 今期21%営業増益見込む 前期は1%増益着地
 学情<2301.T>が急騰。同社は8日に、18.10期通期の営業利益予想を17.0億円(前期比21.3%増)と発表した。
 2019年3月卒業予定の学生採用に向けたインターンシップが、前年の同時期より頻繁に実施されており、同社も「就職博」で培ったノウハウを生かしたインターンシップ向けの企画を多数投入しているという。加えて、2019年3月卒業予定の学生向け「あさがくナビ」は、さらに知名度・利用率のアップに向けた仕掛けを図っていくとしている。
 併せて発表した、17.10期通期の営業利益は14.0億円(前の期比1.0%増)だった。1人の学生への内々定が重複することによる内々定辞退が続出し、追加で募集を行わざるを得なくなった企業のニーズを的確にとらえたことなどが奏功した。

★9:44  フジクラ-大和が目標株価引き上げ 光ファイバーの成長性やFPCのシェア上昇を評価
 フジクラ<5803.T>が3日続伸。大和証券では、光ファイバーの成長性やFPCのシェア上昇を評価。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は1110円→1180円と引き上げた。
 大和予想は営業利益で17年度:386億円(同397億円)、18年度:449億円(同456億円)へ引き下げ。従来比では、スマホ向けFPC販売の上期実績が好調に推移したエレクトロニクス事業で上方修正した一方、欧州事業のコスト増加に苦しむ自動車電装事業では下方修正。
 将来的に自動車電装事業における雇用確保の問題が長期化する可能性はある。自動車電装における雇用確保問題の長期化やFPCにおける顧客生産の低迷もリスク要因だが、光ファイバーの利益成長性やFPC事業におけるシェア上昇などは評価が可能とした。

★9:45  住友電気工業-大和が目標株価引き上げ 事業ごとに強弱あるが順調な利益進ちょく
 住友電気工業<5802.T>が続伸。大和証券では、事業ごとに強弱あるが、総じて順調な利益進ちょくと判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2290円→2330円と引き上げた。
 自動車関連事業は中国などの需要が想定以上で、利益計画は引き上げられた。光部品の在庫調整は継続、ファイバーの需要は今も増加基調と判断。目先のカタリストには欠けるものの、株価には割安感を見出せるとした。

★9:49  技研興業-急騰 純粋持株会社「技研ホールディングス」東証二部への新規上場が承認
 技研興業<9764.T>が急騰。同社は8日に、株式移転により2018年1月9日に設立する純粋持株会社「技研ホールディングス」について、東証二部への新規上場が承認されたと発表した。なお、技研ホールディングスの設立に伴い、完全子会社となる同社株式は2017年12月29日付けで上場廃止となる予定。

★9:51  総医研HD-エースが目標株価引き上げ 業容拡大・黒字体質が続くと想定
 総医研ホールディングス<2385.T>が4日続伸。エース経済研究所では、効果的なマーケティングによる健康補助食品の伸長、販路拡大による機能性化粧品の成長、M&A(合併・買収)による新規素材の獲得で業容拡大、黒字体質が続くと想定。投資判断「強気」を継続、目標株価を470円→540円と引き上げた。
 今18.6期1Q(7~9月)は37%増収、0.45億円の営業損失だが、会社計画は上回った。損失計上は健康補助食品において、広告に対する顧客反応が最も高い夏場に集中して広告販促費を投下したため。1Qは機能性化粧品も24%増収と好調。中国企業と提携してアジア市場に新製品を順次投入するほか、越境ECを活用して販促効率を高める方針。生体評価システムは食品の有効性を調べる臨床試験や、医薬品の処方率を高めるための市販後臨床試験を受託する事業。後者は不採算案件の一巡で利益率が向上中と指摘。

★9:52  メドレックス-3日続伸 日本免疫学会学術集会で研究成果を発表
 メドレックス<4586.T>が3日続伸。同社は12月11日8時50分に、第46回日本免疫学会学術集会(12月12日~14日、仙台国際センター)で、東京医科歯科大学と共同で実施した研究成果を報告すると発表した。新規技術ILTSを用いた改良版Stat6デコイ核酸含有軟膏マウス皮膚炎症に反応における治療効果を発表する。


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