後場コメント No.3 花王、コーセー、サイバーエージェント、太陽誘電、キユーソー流通など

2018/01/19(金) 15:00
★12:57  花王-MSMUFGが目標株価引き上げ アジアのベビー用紙おむつ事業の成長に注目
 花王<4452.T>がもみ合い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、アジアのベビー用紙おむつ事業の成長と、プレステージ化粧品事業の回復・成長ポテンシャルが焦点とコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を7400円→8200円と引き上げた。
 澤田社長の下で商品力強化策が実り、国内トイレタリー販売が伸長。トイレタリー市場も、付加価値品へのシフトで成長が続いている。アジアのコンシューマー事業も、ベビー用紙おむつに加えて、化粧品などの好調も継くとみられる。国内化粧品事業では、より本格的かつ矢継ぎ早なブランド強化が待たれる。自社株買い、増配など株主還元策やM&A(合併・買収)戦略も今後のカタリストと指摘した。

★13:02  コーセー-MSMUFGが目標株価引き上げ 成長ストーリーは健在も株価は妥当水準
 コーセー<4922.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、成長ストーリーは健在も、株価はおおむね妥当な水準にあるとみて、投資判断「Equal-weight」を継続した。目標株価は16500円→17700円と引き上げた。
 足もとでも国内ハイプレステージおよびタルトの増収モメンタムは順調。これまでと同様な顧客ニーズを巧みにとらえた商品展開に伴う顧客層の拡大に加え、インバウンド需要が追い風となり、増収モメンタムを支える見込み。しかし、直近で株価が上昇したことで、業界各社に対する割安感はおおむね解消。MSMUFGでは、業界平均そのものも過熱気味と考えているとし、現時点では様子見のスタンスを採るとした。

★13:07  サイバーエージ-反発 SNS広告の効果測定サービスを開始
 サイバーエージェント<4751.T>が反発。19日付の日経産業新聞で、同社が交流サイト(SNS)に配信した広告の効果を測定するサービスを始めたと報じられた。
 スマートフォン(スマホ)の位置情報を活用し、広告の閲覧者のうちどれくらいが広告主の店舗などに訪れたかを提示するという。SNSが浸透している若年層への広告効果を把握したい企業のニーズに応えるとされる。今後の収益貢献が期待され、買いが入っている。

★13:07  太陽誘電-みずほが目標株価引き上げ セラミックコンデンサーの健闘を反映
 太陽誘電<6976.T>が4日続伸。みずほ証券では、セラミックコンデンサーの健闘を反映。投資判断「アンダーパフォーム」を継続も、目標株価は1100円→1600円と引き上げた。
 上期業績を受けて、業績予想と目標株価を引き上げるものの、投資判断は「UP」を継続。上期業績を振り返ると、SAW/FBARデバイスはみずほの懸念通り、中国スマホの需要減速を受けて大幅な売上未達となり、利益の下押し要因となった。一方、セラミックコンデンサーは電子部品市場全体と同様に、構造変化による需要増加を受けて想定以上に健闘。自動車向けだけでなく、データセンターや通信基地局向けなどでも需要が底上げされた。今回の見直しでは、これらの動きを業績予想に反映させ、ネットで上方修正したとしている。

★13:11  キユーソー流通システム-いちよしがフェアバリュー引き下げ 利益成長期待は変わらず
 キユーソー流通システム<9369.T>が3日続落。いちよし経済研究所では、短期的にはコスト影響はあるものの、中長期のシェア拡大による利益成長期待は変わらないとして、レーティング「A」を継続した。フェアバリューは4000円→3900円と引き下げた。
 新規案件の立ち上げコストの増加と、効率化のための設備投資が今後数年にわたり継続する見込みであることを踏まえ、業績予想を引き下げ。ただし、立ち上げコストは今18.11期下期(6~11月)にかけて収束するとみられることや、効率化の成果は徐々に出てくると考え、中長期的に同社が定温物流事業者として、シェア拡大による利益成長が見込めるとの見方に変化はないとした。


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