前場コメント No.15 JFEHD、トヨタ紡織、東京建物、ミネベアミツミ、デジタルアーツなど

2018/02/20(火) 11:31
★10:43  JFEHD-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 国内外は追い風環境
 JFEホールディングス<5411.T>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国内外は追い風の環境で、マージン拡大によりベース収益改善を実現しているとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3380円→3370円と引き下げた。
 技術的な品種構成高度化はすでに実現していると考えられるが、ベースマージン改定により収益的な品種構成高度化を実現する環境は整ったと判断。環境対策強化に端を発した中国の需給引き締めにより、海外市況はスプレッド水準が切り上がっている(150~250ドル→200~300ドル)。また、国内についても、店売りのベースマージン改定は浸透、残すはひも付きのマージン改定のみ。このような外部環境の追い風環境は、同社のベース収益を着実に押し上げていると指摘。

★10:46  トヨタ紡織や東海理化など-トヨタ系内装強い 共同で次世代シート開発
 トヨタ紡織<3116.T>、東海理化<6995.T>、豊田合成<7282.T>などトヨタ系3社が強い。20日付の日刊工業新聞で、トヨタ系内装関連3社が、シートベルトやエアバッグなどの機能を融合する次世代シートを共同開発すると報じられた。
 自動運転車用のシートを念頭に置き、2020年代初頭にも実用化を目指すという。将来は車室空間全体の共同提案も視野に入れるとされる。自動運転車の内装品は現在とは形状や機能が変わる可能性が大きく、3社は開発面で協業を進め、海外のメガサプライヤーや大手電機メーカーに対抗する考えのもよう。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★10:47  東京建物-SMBC日興が目標株価引き上げ 利益成長とそれを支える財務バランスに注目
 東京建物<8804.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、利益成長とそれを支える財務のバランスに注目。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1700円→1840円と引き上げた。
 営業利益予想を今18.12期434億円→455億円、来19.12期453億円→489億円、20.12期408億円→444億円に増額。商業・ホテルなどの開発PJが増加したことによる収益押し上げや、中古物件の買取再販などアセットサービス事業の成長加速を織り込んだことが主因。
 中計目標(19.12期営業利益500億円)未達リスクはあるが、既存物件の賃料増、高水準の分譲マンション販売、不動産売却加速による売却益の増加などもあり、着実な利益成長が続くとみられる。一方、当面は借入水準がやや膨らむ可能性には留意すべきとした。

★10:50  ミネベアミツミ-SMBC日興が目標株価引き上げ ベアリングの価格政策は要注目
 ミネベアミツミ<6479.T>が反落。SMBC日興証券では、ベアリングの価格政策は要注目とコメント。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2300円→2800円と引き上げた。
 目標株価引き上は、ミツミ事業の利益率前提を引き上げたこと、ベアリングの価格政策変更で、長期的にキャッシュフローの成長が継続するとの見方に変更したことが主因。ゲーム機器アッセンブリ事業が来19.3期でピークアウト、利益成長率は鈍化傾向に入る可能性が高く、バリュエーションが切り上がりにくいと考えられ、投資評価は「2」を継続するとした。

★10:51  デジタルアーツ-4日続伸 スズキが取引先間の機密情報漏洩対策として「FinalCode」採用
 デジタルアーツ<2326.T>が4日続伸。同社は20日に、スズキ<7269.T>が取引先間のファイル送受信における機密情報漏洩対策として、ファイル暗号化ソフト「FinalCode」を採用したと発表した。
 ファイルの送受信履歴が把握でき、インシデントを未然に防ぐことができる点が評価されたという。同社は今後もサイバー攻撃や内部からの情報漏洩対策として、ファイルのトレーサビリティや送ったファイルが後から消せる「FinalCode」の製品機能を強化し、より多くの企業における業務効率の向上と重要・機密ファイルの安全性の確保に貢献するとしている。


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