後場コメント No.3 カゴメ、大気社、プロパティエージェント、中国塗料、宇部興産など

2018/02/20(火) 15:00
★12:44  カゴメ-SMBC日興が目標株価引き上げ スムージーの先にあるトップライン成長に期待
 カゴメ<2811.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、スムージーの先にある、トップライン成長に期待。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は3800円→4000円と引き上げた。
 基本的な見方に変更はなし。今18.12期営業利益は(1)好調なスムージーが利益をけん引、(2)外部環境悪化から17.12期に振るわなかった農事業や、国際事業での業績回復を想定、前期比+17.8%の高い増益を実現するとみているとした。
 一方で、スムージーの成長減速が予想される来19.12期以降、中長期的な利益をけん引する成長ドライバーが欠けると考えられる。その結果、現状の株価は割安感に乏しいと判断。

★12:47  大気社-SMBC日興が目標株価引き上げ 19.3期は業績回復見込みも割安感に乏しい
 大気社<1979.T>が3日ぶり反落。SMBC日興証券では、今19.3期は業績回復見込みも割安感に乏しいとみて、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は3350円→3490円と引き上げた。
 来19.3期は米国の不採算案件の影響一巡で24%営業増益と予想。配当性向目標35%に基づいた増配も見込まれる。ただし、国内建設事業の良好な環境が続く中で、海外比率の高い同社は相対的に恩恵が小さく、反動回復後のカタリストに乏しいと判断。
 海外展開に強みを持つものの、2013年以降の円安傾向や効率化投資の進展から製造業投資は国内にシフトしており、短期的には強みが発揮されにくい状況にあると指摘。

★12:48  プロパティエージェント-後場上げ幅拡大 ブロックチェーン推進協会に入会
 プロパティエージェント<3464.T>が後場上げ幅拡大。同社は20日12時に、ブロックチェーンを活用した不動産クラウドファンディングの研究の一環としてブロックチェーン推進協会(以下、BCCC)に入会したと発表した。
 同社では、不動産におけるクラウドファンディングの発展可能性について、現在早稲田大学国際不動産研究所と共同研究を実施している。
 今回のBCCCへの入会は、国内外のブロックチェーン技術の情報について、あらゆる分野の人と情報交換を行い、実際のシステムやサービスにおいて、どのように活用していくか、様々な角度から研究を推進し、実用化の可能性を高めることが目的となっている。

★12:50  中国塗料-みずほが目標株価引き上げ 船舶用塗料は低迷が続く
 中国塗料<4617.T>が変わらずを挟んで大幅に8日続伸。みずほ証券では、船舶用塗料は低迷が続くとみて、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は830円→900円と引き上げた。
 中国におけるコンテナ用塗料の販売好調を主因に業績予想を上方修正。一方、韓国や中国における新造船用塗料の需要低迷、船舶バラスト水規制管理条約の発効に伴う修繕船用塗料の反動減、原材料価格の上昇など同社を取り巻く事業環境は引き続き厳しい。みずほでは、従前より低燃費型船底塗料『SEAFLO NEO』シリーズなど新製品の拡販による収益性の向上、自動車や建築など船舶以外の事業領域の開拓などが課題であるとの認識を示してきたが、現状もこうした見方に変更はないとした。

★12:55  宇部興産-みずほが目標株価引き上げ LiBセパレータやファインなどの拡販に期待
 宇部興産<4208.T>が5日ぶり反落。みずほ証券では、LiBセパレータやファインなどの拡販に期待。投資判断「買い」を継続、目標株価を4000円→4100円と引き上げた。
 業績予想の前提となるCPLスプレッド(1トンあたり)は今18.3期下期および来19.3期以降で各々1176米ドルおよび1100米ドル(2018年2月実績は1125米ドル)。CPLスプレッド改善に加え、定修差やリチウムイオン二次電池(LiB)用塗布型セパレータ拡大により、今18.3期営業利益は対17.3期比で150億円(43%)増の500億円まで回復と予想。主に化学の成長により、来19.3期および20.3期営業利益は対前年度比で各々20億円(4%)および40億円(8%)増の各々520億円および560億円まで拡大と予想。


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