後場コメント No.6 井関農機、SRAHD、富士通、大気社、NTTデータなど

2018/02/20(火) 15:00
★13:31  井関農機-いちよしがフェアバリュー引き下げ 今来期は先行投資期間になる見通し
 井関農機<6310.T>が4日ぶり反落。いちよし経済研究所では、レーティング「A」を継続も、今来期は先行投資期間になる見通しとして、フェアバリューは3600円→2900円と引き下げた。
 利益予想を下方修正。理由は、今18.12期および来19.12期が事業成長に向けた先行投資期間になる見込みのため、従来予想ほどには収益改善が見込みにくいとみることなどによるとした。中長期的にはアジアを中心とした海外展開の強化の進展に注目。現在の株価水準は評価不足との見方を示した。

★13:36  SRAHD-大和が目標株価引き下げ 短期リスクはR&D含む費用増
 SRAホールディングス<3817.T>が5日ぶり反落。大和証券では、製造業向け拡大を期待も、短期リスクはR&D含む費用増とコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は4390円→4170円と引き下げた。
 第3四半期(10~12月)は前年同期比2.2%減収、同4.6%営業減益で着地。利益面では、採算性改善を組織変更、新製品開発・販促等のコスト増が上回った。今来期の大和営業利益予想は若干下方修正。今18.3期予想は前期比3.3%増収、同1.7%営業減益とした。
 市場は短期的には、組織改革・R&D・オフショア関連コスト増加を見極めると想定。ただし、来19.3期業績を意識し始めるとみられる4月以降は、来19.3期の大幅営業増益への期待を高めると考えるとした。

★13:37  富士通-大幅反落 流通業界のデジタル革新加速するIoT活用サービス基盤「SMAVIA」販売開始
 富士通<6702.T>が大幅反落。同社は20日に、流通業界のデジタル革新を加速するIoT活用サービス基盤「SMAVIA」の販売を開始したと発表した。
 「SMAVIA」は、業務システムでそれぞれ管理されているデータを、クラウド上に収集・統合し、物流倉庫などの現場における人・物・環境などのセンサーデータと組み合わせて、販売や在庫の状況、物流コスト、人の作業効率などを分析することで、流通業界で課題となっている人手不足への対応や売り上げの最大化に向けた最適な改善施策へつなげ、顧客のさらなる競争力強化を実現するサービス基盤という。
 同社は今後、データ利活用サービスの拡充や、同社のAI技術「FUJITSU Human Centric AI Zinrai」を用いたデータの分析・予測など、サプライチェーンの横断的なデータ利活用を推進し、流通業界のデジタル革新を支援するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★13:41  大気社-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 増収効果を背景に業績予想を増額修正
 大気社<1979.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、増収効果を背景に業績予想を増額修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は3590円→3660円と引き上げた。
 トップライン増加により増益基調が続くというエクイティストーリーに変更はないとし、一段とその傾向を強めるとみるものの、株価には織り込み済みと考えるとした。業績予想変更の要因は以下の3点。(1)設備投資マインド好転で、産業空調部門の売上高予想を増額する、(2)足もとの事業環境を勘案し、ビル空調部門のマージン予想を引き下げる、(3)低採算案件一巡により、塗装部門のマージン予想を引き上げる。

★13:46  NTTデータ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 海外事業の利益貢献を待つスタンス
 NTTデータ<9613.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、海外事業の利益貢献を待つスタンスに変更はないとし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1180円→1150円と引き下げた。
 エクイティストーリーは、海外事業の本格的な利益貢献を待つスタンス。今18.3期3Q(10~12月)のグローバル営業利益(のれん償却前)は47億円(OPM2.1%)と低水準。北米ではDX(デジタルトランスフォーメーション)加速に伴い、ベンダー集約やIT自前化といった動きが懸念事項として浮上。今後の動向には留意すべきとした。


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