前場コメント No.14 ミルボン、ブラザー工業、住友不動産、リンナイ、カネカなど
★10:39 ミルボン－いちよしが「B」へ引き上げ 順調な販売増を見込むが横ばい圏が続こう
ミルボン<4919.T>が5日続伸。いちよし経済研究所では、順調な販売増を見込むとしたが、来19.12期以降の営業利益率は先行投資がかさみ、横ばい圏が続くと想定。レーティングを「C」→「B」、フェアバリューは2600円→3900円と引き上げた。
国内は新製品効果、海外は積極的な営業が奏功し、従来の業績予想を引き上げ。フェアバリューも引き上げるとしたが、株価上昇により、フェアバリュー圏内と判断。20.12期に本格的な事業立ち上げ予定のフェイシャル化粧品の人的投資が当面重くなること、海外事業の先行投資も続くことなどを考慮し、来19.12期以降の売上高営業利益率は横ばい圏が続く見通し。
ミルボン<4919.T>が5日続伸。いちよし経済研究所では、順調な販売増を見込むとしたが、来19.12期以降の営業利益率は先行投資がかさみ、横ばい圏が続くと想定。レーティングを「C」→「B」、フェアバリューは2600円→3900円と引き上げた。
国内は新製品効果、海外は積極的な営業が奏功し、従来の業績予想を引き上げ。フェアバリューも引き上げるとしたが、株価上昇により、フェアバリュー圏内と判断。20.12期に本格的な事業立ち上げ予定のフェイシャル化粧品の人的投資が当面重くなること、海外事業の先行投資も続くことなどを考慮し、来19.12期以降の売上高営業利益率は横ばい圏が続く見通し。
★10:40 ブラザー工業－4日ぶり反落 燃料電池市場に新規参入 出力4.4キロワットの燃料電池受注開始
ブラザー工業<6448.T>が4日ぶり反落。同社は22日に、燃料電池市場に正式参入し、出力4.4キロワットの燃料電池「BFC4-5000-DC380V」の受注を開始すると発表した。
近年、水素社会実現に向けて、エネファームや燃料電池車などの導入が急速に進む中、同社グループの燃料電池も温室効果ガスを排出しないシステムであることから、CO2フリー社会の実現に貢献することが可能な製品であるという。企業や自治体などの非常用電源、電力と熱を供給するコージェネレーションシステムなど、さまざまな場所で使用することが可能としている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
ブラザー工業<6448.T>が4日ぶり反落。同社は22日に、燃料電池市場に正式参入し、出力4.4キロワットの燃料電池「BFC4-5000-DC380V」の受注を開始すると発表した。
近年、水素社会実現に向けて、エネファームや燃料電池車などの導入が急速に進む中、同社グループの燃料電池も温室効果ガスを排出しないシステムであることから、CO2フリー社会の実現に貢献することが可能な製品であるという。企業や自治体などの非常用電源、電力と熱を供給するコージェネレーションシステムなど、さまざまな場所で使用することが可能としている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★10:45 住友不動産－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ ビル・マンション市況は織り込み済み
住友不動産<8830.T>が3日続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、足もとの堅調なビル、マンション市況は株価に織り込み済みと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は4080円→3930円と引き下げた。
主力の不動産賃貸、不動産販売を中心に一貫性のある投資戦略により、緩やかだが着実な利益成長が期待できる。しかし、堅調なビル、マンション市況を受け、2017年の株価はTOPIX不動産を大きくアウトパフォームしており、好材料をほぼ織り込んだ水準にあると考えられる。
年初来では、債券からインフレヘッジ効果のある株式やコモディティへの資金流入により、インフレ期待と相関する同社の株価も上昇したが、1月25日を直近ピークにインフレ期待がはく落。足もとで再び株価は反発しているが、円高、米・長期金利上昇による景気への悪影響を注視するとした。
住友不動産<8830.T>が3日続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、足もとの堅調なビル、マンション市況は株価に織り込み済みと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は4080円→3930円と引き下げた。
主力の不動産賃貸、不動産販売を中心に一貫性のある投資戦略により、緩やかだが着実な利益成長が期待できる。しかし、堅調なビル、マンション市況を受け、2017年の株価はTOPIX不動産を大きくアウトパフォームしており、好材料をほぼ織り込んだ水準にあると考えられる。
年初来では、債券からインフレヘッジ効果のある株式やコモディティへの資金流入により、インフレ期待と相関する同社の株価も上昇したが、1月25日を直近ピークにインフレ期待がはく落。足もとで再び株価は反発しているが、円高、米・長期金利上昇による景気への悪影響を注視するとした。
★10:46 リンナイ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 国内ガス機器販売の不振を受けて
リンナイ<5947.T>が3日続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、投資判断「Neutral」を継続も、国内ガス機器販売の不振を受け、目標株価を10280円→9720円と引き下げた。
海外におけるタンクレス給湯器普及の恩恵を受ける一方、国内のガス機器市場の競争環境悪化により、21.3期までの3年平均の営業利益成長率は5.1％（従来5.6％）と緩やかな増益率にとどまると予想。
今18.3期3Q累計（4～12月）営業利益は248億円（前年同期比4.5％減）と、三菱ＵＦＪＭＳ予想を下回った。会社は通期営業利益計画を340億円（期初370億円）へと、前期に続き下方修正。日本セグメントの、他社新商品の攻勢によるふろ給湯器の不振、SKコンロ新商品の不振が主因。銅価格上昇もマイナス寄与。以上により、利益予想を下方修正するとした。
リンナイ<5947.T>が3日続落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、投資判断「Neutral」を継続も、国内ガス機器販売の不振を受け、目標株価を10280円→9720円と引き下げた。
海外におけるタンクレス給湯器普及の恩恵を受ける一方、国内のガス機器市場の競争環境悪化により、21.3期までの3年平均の営業利益成長率は5.1％（従来5.6％）と緩やかな増益率にとどまると予想。
今18.3期3Q累計（4～12月）営業利益は248億円（前年同期比4.5％減）と、三菱ＵＦＪＭＳ予想を下回った。会社は通期営業利益計画を340億円（期初370億円）へと、前期に続き下方修正。日本セグメントの、他社新商品の攻勢によるふろ給湯器の不振、SKコンロ新商品の不振が主因。銅価格上昇もマイナス寄与。以上により、利益予想を下方修正するとした。
★10:50 カネカ－反落 iPS細胞などの多能性幹細胞の大量培養に関する特許を日本で取得
カネカ<4118.T>が反落。同社は22日に、「iPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞を大量培養する方法」に関する発明について、日本における特許を取得したと発表した。
この特許は、ヒトiPS細胞などの多能性幹細胞を液体培養する際、リゾリン脂質を加えることで、適度な大きさの細胞凝集塊にコントロールすることができ、10億個以上の幹細胞を効率よく、低コストで大量培養することを世界で初めて可能にしたものという。
今回の大量培養技術に関しては、関連する研究者や企業から高い関心が寄せられており、同社は多能性幹細胞を大量かつ高品質に作製できる技術開発を進め、再生・細胞医療におけるこの技術の実用化に向けた取り組みを加速させていくとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
カネカ<4118.T>が反落。同社は22日に、「iPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞を大量培養する方法」に関する発明について、日本における特許を取得したと発表した。
この特許は、ヒトiPS細胞などの多能性幹細胞を液体培養する際、リゾリン脂質を加えることで、適度な大きさの細胞凝集塊にコントロールすることができ、10億個以上の幹細胞を効率よく、低コストで大量培養することを世界で初めて可能にしたものという。
今回の大量培養技術に関しては、関連する研究者や企業から高い関心が寄せられており、同社は多能性幹細胞を大量かつ高品質に作製できる技術開発を進め、再生・細胞医療におけるこの技術の実用化に向けた取り組みを加速させていくとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ
