前場コメント No.6 安川電機、伊藤忠エネクス、ホギメディカル、エーバランス、LINEなど

2018/04/20(金) 11:30
★9:11  安川電機-CSが目標株価引き下げ 再評価には先行きの受注と業績面の安心感が必要
 安川電機<6506.T>が5日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、再評価には先行きの受注と業績面の安心感が必要と判断。投資評価「NEUTRAL」を継続、業績予想を減額修正し、目標株価は5000円→4600円と引き下げた。
 予想外の自社株取得の発表と保守的な業績予想は高く評価。株価バリュエーション面の割高感は薄れてきたが、コンセンサス業績予想の高止まりに加え、前18.2期の受注環境が極めて好調であったため、受注および業績面の上振れポテンシャルよりも、モメンタムの鈍化懸念が同社株価の重しとなりそう。再評価には、スマホ需要の回復や米Appleの設備投資増加期待の台頭など、受注および業績面の先行きに対する安心感が求められるとした。

★9:13  伊藤忠エネクス-3日続伸 前期6%最終増益と報道 ガソリンや軽油の利幅改善
 伊藤忠エネクス<8133.T>が3日続伸。20日付の日経新聞朝刊で、同社の18.3期の連結純利益(国際会計基準)が前の期比6%増の110億円前後になり、3期連続で過去最高を更新したもようだと報じられた。
 ガソリンや軽油の利幅が上向いたほか、LP(液化石油)ガスの販売が国内外で堅調だったという。利益上振れで据え置き予想だった配当を引き上げる公算が大きいとした。

★9:17  ホギメディカル-東海東京が目標株価引き上げ 3期ぶり増益転換も会社計画は未達か
 ホギメディカル<3593.T>が3日続伸。東海東京調査センターでは、今19.3期は3期ぶりに増益転換の見込みだが、会社計画は未達とみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は4075円→4470円と引き上げた。
 会社側は今19.3期業績を売上高が387.7億円(前年比5.0%増)、営業利益は59.2億円(同12.3%増)と計画。コスト面では前18.3期に増加した新工場稼働に伴う減価償却費(18.3期62.4億円→19.3期予想55.5億円)の一巡などに加えて、稼働率向上により採算改善が見込まれる。ただし、東海東京では競争激化もあり、営業利益が会社計画を下回る前年比8.5%増の57.2億円と予想。

★9:20  エーバランス-急騰 ベトナムのソーラーパネルメーカーVSUNの持分全部を取得
 Abalance<3856.T>が急騰。同社は19日に、子会社であるWWBの関連会社であるFUJISOLARが、ベトナムにおいて、ソーラーパネルの製造、加工、組み立て事業を展開する「VIETNAM SUNERGY COMPANY LIMITED(以下、VSUN)」の持分全部を取得する契約を締結したと発表した。
 VSUNは、ソーラーパネルメーカーであり、北米、欧州および豪州を中心に、高効率PV製品の供給をしている、将来有望なベトナム法人という。この持分取得は両社双方にとって、事業拡大およびこれにともなう利益の向上に貢献することが期待されるとしている。取得価格は300万米ドルで、持分全部譲渡実行は4月19日予定となっている。

★9:24  LINE-ジェフリーズが「UP」へ引き下げ リスクリワードの観点から投資妙味なし
 LINE<3938.T>が続落。ジェフリーズ証券では、リスクリワードの観点から投資妙味なしと判断。投資判断を「HOLD」→「UNDERPERFORM」、目標株価を4990円→3400円と引き下げた。
 営業損益予想を269億円の利益→50億円の損失へ、純損益予想を143億円の利益→33億円の損失へ引き下げ。新予想はコンセンサスよりも極めて低い水準だが、それでもダウンサイドリスクはあると指摘。そう考える理由は、(1)新サービスの立ち上げで300億円の費用増が見込まれること、(2)NTTドコモ(9437)、KDDI(9433)、ソフトバンク(9984)の「+メッセージ」が競合となり得ること。なお、仮想通貨取引所申請で株価センチメントが向上することはリスク要因とした。


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