前場コメント No.7 ビジョン、スギHD、ロコンド、栄研化学、ケイブなど

2018/04/20(金) 11:30
★9:20  IHI-底堅い 3年で400億円超投じ車エンジン向け過給器の生産増強
 IHI<7013.T>が底堅い。20日付の日経新聞朝刊で、同社が2019年からの3年間で400億円超を投じ自動車エンジン向けターボチャージャー(過給器)の生産能力を増強すると報じられた。
 米国では新工場棟を建て、米自動車大手・ビッグ3からの受注に本格的に対応するという。価格が高く充電インフラも必要な電気自動車(EV)が普及するのにはなお時間がかかるとみて、積極投資でエンジン車向け事業の足場を固めるとしている。今後の業績拡大への期待から、株価は底堅く推移している。

★9:27  ビジョン-もみ合い 「グローバルWiFi」で旅行会社向けソリューションを開発
 ビジョン<9416.T>がもみ合い。同社は4月19日大引け後に、旅行会社向けに「グローバルWiFi」を自社の海外旅行サービスの一環として組み込み、販売可能なソリューションを開発したと発表した。
 旅行商品に組み込む形で一定のデータ量が無料付与され、利用者の必要に応じて希望のデータ通信量を、専用のアプリを使って追加購入できる仕組み。従来の提供条件(渡航先、通信速度、1日あたりのデータ利用容量)に沿った定額プランとは異なるとした。また、クラウドSIMを採用するため、提供エリア内であれば渡航先のみならず、トランジット先でも利用可能。まず、エス・ティー・ワールド(東京都渋谷区]で採用され、6月1日より対象旅行商品を申し込んだ顧客に対して、サービスの販売を開始する。

★9:28  スギHD-みずほが目標株価引き上げ 業績は順調だが成長戦略の業績寄与は不透明
 スギホールディングス<7649.T>が続伸。みずほ証券では、業績は順調だが、成長戦略の業績寄与は不透明とし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は5800円→6600円と引き上げた。
 前18.2期業績を受け、みずほ予想を上方修正。2018年4月の診療報酬改定は、面分業を行っている同社にとって、前回の2016年4月の改定より緩やかなものになる可能性が高く、業績は順調な推移を予想。
 メドピア(6095)との業務資本提携や、クリニックへの出資を相次いで発表する一方、4月16日には自己株式の取得を発表している。将来の成長戦略の方向性は示されたが、新規事業の業績寄与は定まっていない印象を受ける点が最大の課題とした。

★9:31  ロコンド-大幅に3日続伸 マガシークとの間で相互出店に関する契約締結 在庫情報共有へ
 ロコンド<3558.T>が大幅に3日続伸。同社は19日に、NTTドコモ<9437.T>子会社のマガシーク(東京都千代田区)との間で相互出店に関する契約を締結したと発表した。これにより、お互いに保有する在庫情報の共有が可能となり、大幅な品ぞろえの拡大が実現し、ECサービスにおける取扱高が増加することが見込まれるとしている。

★9:33  栄研化学-大幅反発 今期5割営業増益と報道 便潜血検査用試薬伸びる
 栄研化学<4549.T>が大幅反発。20日付の日経新聞朝刊で、同社の19.3期は、連結営業利益が前期推定比5割増の45億円程度になりそうだと報じられた。市場予想は45.5億円。
 主力の便潜血検査用試薬などの販売が好調に推移するという。前期まで集中投資していた研究開発費が減少することも利益を押し上げるとされる。18.3期の営業利益は前の期比23%減の30億円程度と会社予想並みだったもよう。市場予想は34億円。

★9:38  ケイブ-5日続伸 『ゴシックは魔法乙女』でシューティング強化の大型アップデート
 ケイブ<3760.T>が5日続伸。同社は4月19日大引け後に、ゲームアプリ『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』において、ver.2.4.0アップデートを実施すると発表した。シューティング「原点回帰」第2弾として、『ゴシックは魔法乙女』におけるシューティング要素のパワーアップを目的としたアップデートを行う。


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