前場コメント No.9 トレイダーズ、クレディセゾン、イオンFS、持田製薬、ソニーなど

2018/04/24(火) 11:31
★9:27  大阪チタニウムや大紀アルミなど-安い トランプ政権が露アルミメーカールーサルへの制裁見送りで
 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>、大紀アルミニウム工業所<5702.T>、東邦チタニウム<5727.T>、住友金属鉱山<5713.T>、大平洋金属<5541.T>などが非鉄関連銘柄が安い。
 23日の米国市場で 米アルミニウム生産大手のアルコアが急落、トランプ政権がロシアのアルミメーカー、ルーサルに対する制裁を見送る可能性を示したことでアルミ相場が大幅安となったことが嫌気された。これを受けて、24日の東京市場ではアルミ関連のみならずチタンの供給をロシアが停止するという思惑で上昇していたチタン関連など、非鉄関連に売りが出ている。

★9:28  トレイダーズ-大幅に3日続伸 新株予約権大量行使で希薄化リスク減
 トレイダーズホールディングス<8704.T>が大幅に3日続伸。同社は23日、新株予約権が大量に行使されたと発表した。
 前回開示(18日)時点での未行使残存個数は2450個(潜在株式数245万株)だったが、以降に1900個(同190万株)行使され、未行使残存個数は550個(同55万株)となった。希薄化リスクの低下が好感され、株価は上昇している。

★9:29  クレディセゾン-SMBC日興が「2」へ引き上げ 株価は懸念を織り込み割安
 クレディセゾン<8253.T>が反発。SMBC日興証券では、株価は懸念を織り込み割安と判断。投資評価を「3(アンダーパフォーム)」→「2(中立)」、目標株価を1700円→2000円と引き上げた。
 中期業績予想は下方修正したものの、目標株価を引き上げ。理由は(1)バリュエーション基準年度の変更、(2)市場全体の期待収益率の低下。算出した目標株価は4月19日付け株価終値1883円を6%上回る。
 現状のPBRが0.6倍、PERが8倍台と金融サービスセクター内で相対的に割安であるため、下値余地は小さいと想定。同社の資本政策には改善の余地が大きいと考えられることから投資評価を引き上げるとした。ただし、構造的には長期的な利益成長に期待しづらく、さらなる評価にはカタリストの実現が待たれると指摘。

★9:33  イオンFS-SMBC日興が「2」へ引き上げ 海外事業の回復は織り込み済み
 イオンフィナンシャルサービス<8570.T>が反発。SMBC日興証券では、海外事業の回復は織り込み済みと判断。投資評価は「3(アンダーパフォーム)」→「2(中立)」、目標株価を2100円→2600円と引き上げた。
 目標株価を引き上げ。変更点は(1)バリュエーション基準年度の変更、(2)市場全体の期待収益率の下落。イオングループという強力なフランチャイズを有する同社は中期的利益成長期待が高く、海外の利益成長にも期待できるものの、すでにこの点は株価に織り込み済み。現行株価と目標株価とのかい離率がセクター内中央値並みのため、投資評価を「2」と変更。同社に期待したいのは海外ビジネスと国内カード事業の収益性の向上を通じた利益成長であるとした。

★9:36  持田製薬-3日続落 前期営業益を上方修正も材料出尽くしで
 持田製薬<4534.T>が3日続落。同社は23日に、18.3期通期の連結営業利益予想を従来の100億円から116億円(前期比2.0%増)へと引き上げると発表した。売上高は前回発表予想数値を若干下回るものの、医薬品関連事業の製品構成の影響などにより、前回予想を上回る見通しとなった。しかし株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:37  ソニー-反発 車載向けイメージセンサーの品ぞろえ拡充
 ソニー<6758.T>が反発。24日付の日経産業新聞で、同社が自動運転車用車載向けイメージセンサーの品ぞろえを拡充すると報じられた。
 高精細な映像が撮れるCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーで、米エヌビディアの画像処理半導体と接続しやすい製品を開発したという。イスラエルの画像認識システム、モービルアイ向けセンサーのサンプル出荷も始めたとされる。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。


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