前場コメント No.15 ミネベアミツミ、フォーサイド、ビーグリー、東陽テクニカ、大東建託など

2018/04/24(火) 11:31
★10:56  ミネベアミツミ-野村が目標株価引き下げ 為替前提を変更も基本感は変わらず
 ミネベアミツミ<6479.T>が反発。野村証券では、為替前提を変更も基本感は変わらずとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2400円→2300円と引き下げた。
 為替前提を見直し(1ドル111→106円、1ユーロ135→131円)、業績予想を修正。前18.3期は、1~3月期に為替が円高傾向となったが、営業利益は会社計画に沿い800億円と推定。
 前18.3期決算説明会の注目点は、今後の現金使途。同社の機械加工品事業はキャッシュ創出力が高く、ミツミ事業もゲーム機向け出荷が好調な時は、多額の現金を創出する傾向がある。コア事業であり、収益性も高い、機械加工品分野でのM&A(合併・買収)などに期待しているとした。

★10:57  フォーサイドやビーグリー-電子書籍関連高い NTTが海賊版サイトをブロック
 フォーサイド<2330.T>やビーグリー<3981.T>、メディアドゥホールディングス<3678.T>など電子コミック関連が高い。NTT<9432.T>グループは23日、サイトブロッキングに関する法制度が整備されるまでの短期的な緊急措置として海賊版3サイトにブロッキングすると発表した。
 コンテンツ事業者団体からの要請と13日に知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議で決定された「インターネット上の海賊版対策に関する進め方について」に基づいたもの。海賊版サイトの利用減少による潜在顧客の拡大が期待され、株価は上昇している。

★10:58  東陽テクニカ-3日ぶり反発 体験型AppSecマイクロラーニングサービス「Codebashing」提供開始
 東陽テクニカ<8151.T>が3日ぶり反発。同社は24日に、ソースコードの脆弱性解析に強みを持ち、アプリケーションセキュリティ(AppSec)についての幅広い知識と経験を持つCheckmarx(イスラエル国テルアビブ)の、体験型AppSecマイクロラーニングサービス「Codebashing」の提供を開始すると発表した。
 「Codebashing」は、近年注目を集めている新しい教育・学習スタイル「マイクロラーニング」を効果的に取り入れたオンライン学習サービスという。同社は「Codebashing」の販売を通じて、海外に比べてまだまだ遅れがちなアプリケーションセキュリティ対策への意識ならびにスキルの向上に貢献するとしている。

★11:01  大東建託-野村が目標株価引き下げ 業績予想を微修正にとどめる
 大東建託<1878.T>がもみ合い。野村証券では、業績予想を微修正にとどめるとコメント。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は22020円→22000円と引き下げた。
 4月23日11時30分に、前18.3期決算および今19.3期の決算ガイダンスが発表された。それぞれ3月30日の日本経済新聞が報じた業績観測と大きな違いはなく、驚きはなし。営業利益は、今19.3期で08.3期以来11期連続の最高益更新が見込まれる。また、親会社株主利益の80%を株主還元する方針には変わりなく、会社は4月24日から19年3月29日に264億円、143万株を上限とする自社株買いを新たに打ち出した。野村では、業績予想や発行済み株式数の想定を微修正したことに合わせて、目標株価も微修正。

★11:09  エスクリ-底堅い 台湾法人設立 直営ウェディングサロンオープン
 エスクリ<2196.T>が底堅い。同社は23日、台湾現地法人「ESCRIT Taiwan」を設立し、直営サロンとしてアジア初となる「Bright Day Wedding」をオープンすると発表した。
 低迷する国内市場での施策と並行し、新たにアジア圏での日本国内での挙式・披露宴(インバウンド婚)ニーズの獲得を目指す。今後の収益の伸びが期待され、株価は底堅い推移を見せている。

★11:11  ハーツユナイテッド-上げ幅拡大 NTT東日本と協業 セキュリティ事業本格化も
 ハーツユナイテッドグループ<3676.T>が上げ幅拡大。同社は24日11時に、子会社でシステムテストサービスを提供するデジタルハーツが、NTT<9432.T>傘下のNTT東日本と協業するとともに、セキュリティ事業を本格化しセキュリティソリューションサービス「DH Secure」の提供を開始すると発表した。
 今回、NTT東日本との協業により、不正侵入対策、エンドポイント対策といった統合脅威管理に関してもサービス提供が可能となり、顧客の社内ITインフラを支えるセキュリティ支援体制を整備することができたという。そのため、この協業を皮切りに、これらのサービスをワンストップかつカスタマイズが可能なセキュリティサービスとして「DH Secure」を立ち上げ、セキュリティ事業を本格化するとともに、システムテストと組み合わせたサービスの展開によりブランド力の強化を図るとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★11:16  コシダカHD-いちよしが「A」へ引き上げ 米国カーブスグループの買収を評価
 コシダカホールディングス<2157.T>が大幅反発。いちよし経済研究所では、米国カーブスグループの買収を評価。レーティングを「B」→「A」、フェアバリューを5700円→7700円と引き上げた。
 フェアバリューの引き上げは、今18.8期以降の営業利益を引き上げたことが主な理由。同社は3月にフィットネスクラブ「カーブス」のグローバルフランチャイザーである米国カーブスグループを買収した。同社の子会社であるカーブスジャパンは年間20億円強(ロイヤリティー16億円、機器購入4億円)を米国カーブスグループに支払っている。現時点の見積もりの「のれん」発生金額は184億円、15年償却ならば年間12.3億円の「のれん」償却と試算される。米国カーブスグループは今18.8期3Q(3~5月)がバランスシート、4Q(6~8月)は損益計算書に連結される予定とした。


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