〔Market Flash〕4月に入り海外投資家が日本株買い姿勢を強めている~三菱UFJMS

2018/04/27(金) 13:15
【13:15】4月に入り海外投資家が日本株買い姿勢を強めている~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のテクニカルリポートでは、4月に入り海外投資家が日本株買い姿勢を強めていることを指摘している。4月第3週(16~20日)は現物先物の合計で4693億円を買い越した。買い越しは3週連続(現物は4週連続)で、この間における先物の買い越しは1兆1273億円となり、同期間の日経平均は700円あまり上昇している。年初から3月第4週まで、海外投資家が売り越した6兆0989億円の先物に対しては、2割弱程度が買い戻された。三菱UFJMSでは、今週(4月第4週)も海外投資家は買い戻しを行っていると推察しているが、それでも依然として、数兆円分相当の先物売りが残っているとみている。それに対する買い戻しに加えて、ここからは新規買いも相まって、指数は上昇する公算が大きいと考えている。 【12:45】米ISM製造業現況指数は57.3が景況判断の分岐点に~大和  大和証券では、5月1日発表の米4月ISM製造業現況指数で、水準面で57.3を維持するかに注目している。今年2月に60.8まで上昇し、14年ぶりの高水準に達したが、前回3月分では59.3に低下しており、今後の推移次第ではピークアウトの判断を迫られる状況となっていることを指摘している、過去のピークアウト場面では、ピーク水準が57を超えることと、ピークから3.5ポイント以上低下することがピークアウトの確認サインとなっていたとのこと。そのため、今年2月の60.8に対して57.3以下に低下するかどうがが、判断の分岐点になると大和では考えている。 【10:25】4月の街角景況感は横ばいを予想~野村  野村証券では、5月10日に発表される4月景気ウォッチャー調査について考察している。3月調査では、米国の通商政策に対する不安が先行き判断DIを大きく押し下げていた。4月半ば以降は貿易戦争に対する懸念が和らぎ、株価も戻している。一方で、地政学リスクの高まりなどを背景に原油価格が上昇しており、輸入価格上昇に対する懸念を高めている可能性がある。野村では、これらの点を踏まえ、4月の日本版製造業PMIが前月比ほぼ横ばいにとどまったことも考慮して、4月の街角景況感は前月比横ばい程度になったと予想している。 【10:00】原油上昇にもかかわらず新興国株が軟調~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新興国株は原油価格との連動性が強い傾向があるが、今年に入ってからは、原油価格の上昇にもかかわらず新興国株が軟調で、この経験則が当てはまっていないことに注目している。この展開について三菱UFJMSでは、原油価格が当面の高値をつけるシナリオを投資家が認識している可能性と、資金フローの変化の可能性の2つの要因を指摘している。またこの環境下では、世界的に運用資金が先進国株に向かい、中でも日本株が選ばれる可能性があるとコメントしている。 【9:15】食品大手の物流統合会社発足、コスト高抑制でプラス要因~みずほ  みずほ証券では、味の素(2802)、ハウス食品G(2810)、カゴメ(2811)、日清製粉G(2002)子会社の日清フーズ、日清オイリオG(2602)の食品大手5社が、4月1日付けで物流子会社の統合により全国規模の物流会社F-LINE社を発足させることで合意したと発表したことを受けてリポートしている。トラックドライバー不足、燃料高、環境保全対応など食品物流分野における課題に対して、協働で対応を加速するとの内容。みずほでは、調査対象会社である味の素、ハウス食品、日清製粉の3社における、将来的な物流コスト高に対する抑制要因としてプラス要因と考えている。また業績への影響においては、ハウス食品においてリスク抑制に加え、物流子会社の持分法適用化に伴う全社営業利益率に対する押し上げ効果にも注目している。 【8:45】寄り前気配は大塚商、アドバンテ、京セラ、ネットワンが高い気配値  主力株の寄り前気配では、大塚商(4768) +8.15%、アドバンテ(6857) +7.50%、京セラ(6971) +7.00%、ネットワン(7518) +5.50%、グローリー(6457) +5.00%、ネクソン(3659) +4.69%、タダノ(6395) +4.41%、イビデン(4062) +4.07%、アンリツ(6754) +3.48%、オンワードH (8016) +3.13%などが高い気配値。  一方、ディスコ(6146) -9.99%、ファナック(6954) -9.58%、上組(9364) -7.18%、東京精(7729) -5.81%、日立建(6305) -5.63%、日油(4403) -5.56%、ヒロセ電(6806) -5.02%、岩谷産(8088) -4.99%、アルプス(6770) -4.93%、大和工(5444) -4.72%などが安い気配値となっている。
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