後場コメント No.3 日野自動車、フジタコーポ、グッドコム、イワキ、豊田合成など

2018/06/14(木) 15:00
★13:09  日野自動車-SMBC日興が目標株価引き下げ 商用車市場もCASE対応が本格化
 日野自動車<7205.T>が3日ぶり反落。SMBC日興証券では、商用車市場もCASE対応が本格化と注目。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1400円→1350円と引き下げた。
 従来、トラック銘柄は相対的にトラック市場の方が乗用車市場よりも全需見通しが良好なことや、CASE関連投資が比較的少ないと考えられていたため、乗用車銘柄からの逃避先として選好される向きがあった。しかし、その認識は変わりつつあるとした。
 自動運転技術を使った運行マネジメントはB2Cがメインの乗用車よりもB2Bがメインの商用車の世界で先行導入される見込みが高い。また、商用車の特性(乗用車よりも大きい、重い)から、より精緻な制御が必要になるなど要求精度は乗用車よりも高い面もあると指摘。市場規模は乗用車市場の4分の1程度と小さく、結果として台当たりの投資負担は高くなると考えられるとした。

★13:24  フジタコーポ-ストップ高 国会会期延長報道で カジノ関連法案の成立期待高まる
 フジタコーポレーション<3370.T>が後場急伸で、ストップ高。産経新聞は14日10時43分に、政府・与党が6月20日に会期末を迎える今国会を、7月8日まで18日間延長する方向で最終調整に入ったと報じたことが手がかり。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案などの成立を期すという。
 同社は、米カジノ大手シーザーズ・エンターテインメントが統合型リゾート(IR)の候補地のひとつとした、北海道苫小牧市において事業を展開していることから、思惑的な買いが入っているもよう。

★13:30  グッドコムアセット-エースが新規「強気」 「押し目は積極買いで」
 グッドコムアセット<3475.T>が反発。エース経済研究所では、「押し目は積極買いで」とコメント。投資判断「強気」、目標株価2600円として、新規カバレッジを開始した。
 今18.10期配当は期末35円(うち東証1部上場記念配10円)の予定だが、一段の増配に含みと注目。配当金額は3Qの進ちょく状況を見て、あらためて検討する(長嶋社長談)とされているとした。
 ファイナンス実施で株価は下落したが、業績は絶好調で株主還元にも意欲的。来19.10期以降の中国投資家向け販売本格化にも期待とした。

★13:34  イワキ-丸三が目標株価引き上げ 19.3期も2ケタ営業増益を予想
 イワキ<6237.T>が続伸。丸三証券では、今19.3期も2ケタ営業増益を予想。投資判断「買い」を継続、目標株価を4500円→5400円と引き上げた。
 「買い」を継続する理由は以下の通り。(1)半導体・液晶(シリコンウエハー洗浄装置など)、表面処理装置(プリント配線板など)、医療機器(人工透析装置など)向けの拡大により、19.3期も2ケタ営業増益が続くと予想すること、(2)中国の医療機器・排水処理設備、リチウムイオン電池の正極材・負極材注入工程、子会社化した残留塩素計を手掛けるテクノエコー社との販売面でのシナジー効果など、中長期的な視点でも豊富な成長材料を有すると考えるため。

★13:38  豊田合成-丸三が目標株価引き上げ エアバッグなどの成長性に注目
 豊田合成<7282.T>が反落。丸三証券では、エアバッグなどの成長性に注目。投資判断「買い」を継続、目標株価を3100円→3400円と引き上げた。
 「買い」を継続する理由は以下の通り。(1)19.3期に会社計画を上回る好業績を予想すること、(2)エアバッグを中心に成長企業に変化しつつあると見るが、いまだ認知が十分に進んでいないところに投資妙味があると考えるため。
 エアバッグはホンダ・スズキ・外資系向けの拡販や、新興国での1台当たり装着個数増加が成長材料。エアバッグ以外では、ミリ波レーダ対応エンブレム(市場拡大)、めっき・塗装加飾製品(技術力で差別化)、ヘッドランプ用LED、e-Rubber(電気で伸び縮みするゴムで医療・産業用ロボットに期待)、GaNパワー半導体(ワイヤレス給電に期待)などに注目。


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