後場コメント No5 オリエンタルランド、JR東海、JAL、小糸製作所、積水化学など

2014/07/30(水) 15:00
★13:30  オリエンタルランド-野村が目標株価引き上げ 30周年大幅反動減の懸念を跳ね返す
 オリエンタルランド<4661.T>が続伸。野村証券では、30周年大幅反動減の懸念を跳ね返す力強い決算と評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価を19300円→22400円と引き上げた。
 決算発表を踏まえて、今15.3期以降の業績予想を上方修正。理由は、年間訪園者数が野村従来予想を上回って推移しているため。今15.3期の年間訪園者数を3130万万人(従来3030万人)へ3.3%、営業利益を前期比2.1%減益の1121億円(同1026億円)と、前年並みへ9.3%上方修正した。DCF法による目標株価を引き上げ。なお、純利益の上方修正幅が営業利益を上回るのは今15.3期以降の法定実行税率を引き下げたためであるとした。

★13:34  JR東海-野村が目標株価引き上げ 収入の堅調さとコスト管理力の良さを確認
 JR東海(東海旅客鉄道)<9022.T>が続落。野村証券では、7~9月期から償却費の増加が前年比で縮小し、営業減益は縮小すると想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を17000円→17500円と引き上げた。
 4~6月期決算では収入の緩やかな増加が続き、コスト管理もうまくなされていることを確認。リニア中央新幹線は工事申請が国に提出され、秋ごろから工事が開始されると推察。東京~名古屋間の工事金額は当初から費用の上昇などのリスクを織り込んで作成されているとみられ、総額5.4兆円で変化はないと予想。なお、4~6月期の進ちょくは今15.3期野村予想にほぼ沿った進ちょくとみており、業績予想の変更はないとした。

★13:37  JAL-野村が「Buy」継続 費用抑制で国内線イールド悪化は相殺できよう
 日本航空<9201.T>が4日続落。野村証券では、費用抑制で国内線イールド悪化は相殺できようとコメント。レーティング「Buy」、目標株価7100円を継続した。
 4~6月期は会社計画に対して収入、費用それぞれ40億円良かったと電話会議で言及されたものの、国内線イールド(旅客収入/旅客キロ)の悪化が野村予想に比べ大きかった点は残念とコメント。ただ、国際線ではフルフラットシート「Sky Suite」を導入した路線での単価改善効果で、イールドの改善が円安の影響を除いても続いていると注目。また、野村が見ていたよりも費用抑制が進んでいたため、国内線のイールドを下方修正するものの費用抑制で、今15.3期はほぼ従来予想並みの営業利益を確保できると予想した。強気のスタンスを維持。

★13:40  小糸製作所-野村が目標株価引き上げ 高い中期利益成長力は魅力だが割安感は強くない
 小糸製作所<7276.T>が続伸。野村証券では、高い中期利益成長力は魅力だが、割安感は強くないと判断。レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2600円→2700円と引き上げた。
 LEDヘッドランプの普及進展による製品単価上昇や、海外での自動車増産に加え、国内自動車生産も堅調に推移し、今15.3期の出だしは好決算。通期での好業績確度は高まったとした。来16.3期も拡販進展や製品単価上昇に支えられた堅調な利益成長が継続すると予想される点は、同社の魅力。ただし、中期利益成長はおおむね足もとの株価に織り込まれているとの見方を示した。

★13:42  積水化-上げ幅拡大 上期上方修正 1Qは住宅と高機能分野で過去最高益を更新
 積水化学工業<4204.T>が上げ幅拡大。同社は30日13時30分、15.3期2Q累計(4~9月)の連結営業利益が従来予想の380億円から上振れ、420億円(前年同期比11.9%増)になりそうだと発表した。
 高機能プラスチックスカンパニーにおいて高機能品の拡販が、計画を上回って推移することなどを踏まえた。
 併せて発表した1Q(4~6月)の営業利益は159億円(同57.9%増)だった。海外を中心とした旺盛な需要を背景に、エレクトロニクス分野や車両・輸送分野などの戦略分野における高機能品の販売が拡大。住宅、リフォームの売り上げも順調に伸長した。住宅カンパニーと高機能プラスチックスカンパニーの営業利益は1Qとしての最高益を更新した。


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