〔Market Flash〕日経平均は続落 ソフトバンクが下支えとなり終値で25日線割れを回避

2014/08/29(金) 15:41
【15:40】日経平均は続落 ソフトバンクが下支えとなり終値で25日線割れを回避  29日の東京市場は続落。寄り付き前に発表された経済指標は、7月鉱工業生産が市場予想を下回ったが材料視されず。地政学リスクを懸念して売り先行で始まったが、指数の寄与度が高いソフトバンクの上昇が下支えとなって下げ幅は限定的。先物主導で日経平均は一時100円超の下げを見せる場面もあったが、売り一巡感から後場にかけては下げ渋りとなった。売買代金上位はソフトバンク、ソディック、トヨタ、ミクシィ、三井住友など。業種別では、値上がりは通信、パルプ・紙、その他製品、精密機器、陸運など。値下がりは鉱業、不動産、非鉄金属、鉄鋼、建設などが上位に並んだ。 【14:00】石油元売り 9月はマージン改善の可能性が高い~大手外資系証券  シティグループ証券ではJXホールディングス(5020)が石油製品の卸価格を公表したことを受け、今後の動向についてリポートしている。8月の精製マージンは前月比-1.0円/L強となったもよう。7月の油価下落により原油コストが減少したが、8月の卸価格下落は、直近1カ月程の油価下落の範囲内であるとみている。マージン減少はセクターにややネガティブではあるが、依然として高い水準にある。また、8月の卸価格下落は9月のコスト減を先に取り込んだ結果と言え、油価が横ばいなら9月はマージン改善の可能性が高いと予想している。 【13:15】HPCセクターは3拍子揃った銘柄に注目、トップピックはポーラオルビス~CS  クレディ・スイス証券ではHPC(Home&Personal Care)セクターを「MARTKET WEIGHT」で調査を開始している。基本的には、新興国に強い会社が高く評価される業界と捉えているが、一部銘柄は将来の成長性が十分株価に織り込まれ、割安感が減退しているとみている。同セクターでは、安定成長、株主還元、割安感の3拍子揃った銘柄への投資を推奨しており、個別ではポーラオルビスHD(4927)をトップピックに挙げているほか、花王(4452)も相対的な割安感があると考えている。 【12:45】運輸セクター 明確なカタリストのない中、強い企業を評価~野村  野村証券では、運輸セクターに関して、各社の7月月次実績が出始めているが、特に物流会社に回復感が見られないと指摘している。消費増税の駆け込み需要の反動減からの物流量の回復が遅れているためと推察している。海運では、例年8月中旬より改善がみられたドライバルク市況が今年は足踏みしており、コンテナ船の運賃も8月の1週目の値上げ以降、下落が続いており、9月以降やや注意が必要な状況とみている。サブセクターの中では、空運をコアにしつつ、業績が安定している鉄道への比重を高めることを推奨しており、個別企業では、PERの水準が低く業績が堅調なJR東海(9022)、日本航空(9201)、月次実績が好調なトランコム(9058)に注目している。 【11:00】国内セメント需給 7月は統計結果を悲観視する必要はない~SMBC日興  SMBC日興証券によると、7月のセメント国内販売数量は、前年同月比2.9%減の399.3万トンとなったとのこと。7月は6月に比べ前年同月比でのマイナス幅がやや大きくなったものの、人手不足や地域によっては大雨の影響を受けた可能性が高いと分析している。需要自体が弱まってきている訳ではないとみており、7月の統計結果を特に悲観視する必要はないと考えている。 【10:40】工作機械受注は10月以降大幅なモメンタム低下へ~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では工作機械関連株に関して、短期的には9月にかけて補助金効果などで受注モメンタムが上昇するとみている。ただ、更新需要が主体であり、補助金効果がはく落する10月以降は受注モメンタムの大幅な低下が懸念され、深追いは禁物と考えている。2Q入りし、下期以降の受注モメンタム低下を織り込む局面と想定していることから、工作機械セクターの目標株価を基本的に引き下げ、オークマ(6103)を「Underperform」に変更している。 【10:10】シャープとパイオニアが資本提携を解消、それぞれの影響は?~大和  大和証券ではシャープ(6753)とパイオニア(6773)の資本提携解消に関して、現時点で双方が保有する株式の売却先が不明なことから評価が難しいとしながらも、シャープにとっては株式需給へのインパクトは小さく、財務再建が進むという点ではポジティブな印象とみている。一方のパイオニアについては、シャープが保有する株式保有比率が約8%と大きいため、今後の売却先及び売却手法が評価の焦点になると考えている。 【9:35】不動産セクター 大手4社の調査を開始、注目は三菱地所~大手外資系証券  シティグループ証券では、セクタースタンス「ニュートラル」で大手不動産4社の調査を開始した。企業価値を考慮すれば、現状の株価は過度に割高とは言えないと考えている。ただし、オフィス賃貸や不動産投資の市況改善は緩やかにとどまるとみており、分譲マンション市況に関しては供給戸数の伸び悩みやデベロッパーの利益率低下が避けられないと想定している。セクター全体に強気とはなり難い中、個別では新規プロジェクトからの収益貢献が株価に織り込まれていないと考えることなどから三菱地所(8802)を「買い」としている。 【8:45】寄り前気配はキユーピー、パーク24、ポーラオルHなどが高い気配値  主力株の寄り前気配では、キユーピー(2809) +3.76%、パーク24(4666) +2.77%、ポーラオルH (4927) +2.63%、アシックス(7936) +2.58%、シスメックス(6869) +2.56%、ローム(6963) +2.54%、NOK(7240) +2.39%、長瀬産(8012) +2.12%、日立化成(4217) +2.10%、特殊陶(5334) +1.94%などが高い気配値。  一方、キヤノンMJ(8060)-13.77%、みらかHD(4544) -5.33%、南都銀(8367) -3.79%、キッセイ薬(4547) -3.25%、アイカ工(4206) -2.96%、アズビル(6845) -2.89%、カシオ(6952) -2.86%、レオパレス21(8848) -2.44%、資生堂(4911) -2.30%、ABCマート(2670) -2.19%などが安い気配値となっている。
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