後場コメント No5 富士重工業、京セラ、キヤノン、ＪＲ東海、アイシン精機など
★13：23 ショクブン－3日続伸 上限40万株・2億円の自己株取得枠を設定
ショクブン<9969.T>が3日続伸。同社は10月31日13時20分に、決算と併せて、上限40万株・2億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。取得期間は11月4日～28日で、上限40万株を取得した場合の発行済み株式総数（自己株式を除く）に対する割合は3.38％。
ショクブン<9969.T>が3日続伸。同社は10月31日13時20分に、決算と併せて、上限40万株・2億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。取得期間は11月4日～28日で、上限40万株を取得した場合の発行済み株式総数（自己株式を除く）に対する割合は3.38％。
★13：28 富士重－上げ幅拡大 通期上方修正・増配を好感 上期は海外好調で23％営業増益
富士重工業<7270.T>が上げ幅拡大。同社は31日13時、15.3期通期の連結営業利益が従来予想の3400億円を上振れ、3820億円（前期比17.0％増）になりそうだと発表した。24日付「日経新聞」の報じた3600億円以上に引き上げるとの観測よりも修正幅が大きく、市場予想（3934億円）に近づく。
自動車売上台数の減少や試験研究費の増加があるものの、為替影響、原価低減、諸経費の減少などによる収益の改善が見込まれるため。なお通期為替レートは1ドル104円（前回予想100円）、1ユーロ137円（同135円）を前提としている。なお、通期配当予想は従来56円から62円（前期53円）に引き上げた。
併せて発表した2Q累計（4～9月）の営業益は1857億円（前年同期比23.2％増）と従来予想（1600億円）を上振れ着地した。国内の不調を海外の好調で補った。北米を中心に「フォレスター」が堅調なほか、新型「レガシィ」や「アウトバック」も寄与した。
富士重工業<7270.T>が上げ幅拡大。同社は31日13時、15.3期通期の連結営業利益が従来予想の3400億円を上振れ、3820億円（前期比17.0％増）になりそうだと発表した。24日付「日経新聞」の報じた3600億円以上に引き上げるとの観測よりも修正幅が大きく、市場予想（3934億円）に近づく。
自動車売上台数の減少や試験研究費の増加があるものの、為替影響、原価低減、諸経費の減少などによる収益の改善が見込まれるため。なお通期為替レートは1ドル104円（前回予想100円）、1ユーロ137円（同135円）を前提としている。なお、通期配当予想は従来56円から62円（前期53円）に引き上げた。
併せて発表した2Q累計（4～9月）の営業益は1857億円（前年同期比23.2％増）と従来予想（1600億円）を上振れ着地した。国内の不調を海外の好調で補った。北米を中心に「フォレスター」が堅調なほか、新型「レガシィ」や「アウトバック」も寄与した。
★13：30 京セラ－野村が目標株価引き上げ 通信機器事業の業績が回復した点がポジティブ
京セラ<6971.T>が反発。野村証券では、通信機器事業の業績が回復した点がポジティブと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を5200.0円→5300.0円と引き上げた。
7～9月期は通信機器の税前利益が23億円と、4～6月期の36億円の損失から回復したことがポジティブ。国内外とも新モデルの貢献があり、同事業の売上高は前四半期比37.7％増と急回復した。現在取引がある顧客向けに新モデルが計画通り出れば、損益分岐点を超えるコスト構造と推察。決算を踏まえ、業績予想を微修正したが、営業利益の増額修正はほぼ通信機器の見通し引き上げによって説明できると指摘。コア事業とバランスシートの強じんさを考慮して、株価は割安と考えているとした。
京セラ<6971.T>が反発。野村証券では、通信機器事業の業績が回復した点がポジティブと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を5200.0円→5300.0円と引き上げた。
7～9月期は通信機器の税前利益が23億円と、4～6月期の36億円の損失から回復したことがポジティブ。国内外とも新モデルの貢献があり、同事業の売上高は前四半期比37.7％増と急回復した。現在取引がある顧客向けに新モデルが計画通り出れば、損益分岐点を超えるコスト構造と推察。決算を踏まえ、業績予想を微修正したが、営業利益の増額修正はほぼ通信機器の見通し引き上げによって説明できると指摘。コア事業とバランスシートの強じんさを考慮して、株価は割安と考えているとした。
★13：33 キヤノン－野村が目標株価引き上げ 本年度3度目の自社株買いにやや意外感
キヤノン<7751.T>が3日続伸。野村証券では、本年度3度目の自社株買いにやや意外感とコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を3352.2円→3403.4円と引き上げた。
10月30日に、会社は自社株買い決定について発表。事業環境が厳しい中での自社株買いには意外感があり、好印象であったとした。高いキャッシュ創出力を活かした自社株買いと、会社の株主重視の資本政策はポジティブに評価される見込み。自社株買いによる影響を織り込んで、目標株価を引き上げた。
キヤノン<7751.T>が3日続伸。野村証券では、本年度3度目の自社株買いにやや意外感とコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を3352.2円→3403.4円と引き上げた。
10月30日に、会社は自社株買い決定について発表。事業環境が厳しい中での自社株買いには意外感があり、好印象であったとした。高いキャッシュ創出力を活かした自社株買いと、会社の株主重視の資本政策はポジティブに評価される見込み。自社株買いによる影響を織り込んで、目標株価を引き上げた。
★13：36 ＪＲ東海－野村が目標株価引き上げ 決算を踏まえて野村予想を若干上方修正
ＪＲ東海（東海旅客鉄道）<9022.T>が8日続伸。野村証券では、決算を踏まえ、野村予想を若干上方修正。レーティング「Buy」を継続、目標株価を17500円→18000円と引き上げた。
説明会を踏まえ、業績予想を小幅上方修正。利益成長ドライバーである東海道新幹線は、平日のビジネス客、休日の観光客ともに好調で、08年の金融危機以前の水準を上回る水準に回復。今後も新車両導入による増発効果、リニア中央新幹線の巨額投資がインセンティブとなった厳格な費用管理が、利益成長を支える見込み。従来予想に比べて収入やコストを見直し、今15.3期は前期比2％営業減益、同2％経常増益へ小幅上方修正した。
ＪＲ東海（東海旅客鉄道）<9022.T>が8日続伸。野村証券では、決算を踏まえ、野村予想を若干上方修正。レーティング「Buy」を継続、目標株価を17500円→18000円と引き上げた。
説明会を踏まえ、業績予想を小幅上方修正。利益成長ドライバーである東海道新幹線は、平日のビジネス客、休日の観光客ともに好調で、08年の金融危機以前の水準を上回る水準に回復。今後も新車両導入による増発効果、リニア中央新幹線の巨額投資がインセンティブとなった厳格な費用管理が、利益成長を支える見込み。従来予想に比べて収入やコストを見直し、今15.3期は前期比2％営業減益、同2％経常増益へ小幅上方修正した。
★13：37 アイシン精機－下げ幅拡大 通期下方修正で一転営業減益 国内の利益率悪化響く
アイシン精機<7259.T>が下げ幅拡大。トヨタ系部品大手である同社は31日13時、足元の業績を踏まえ15.3期通期の連結営業利益が従来予想の1720億円を下振れ、1650億円（前期比3.4％減）になりそうだと発表した。市場予想（1858億円）も下振れ、一転して営業減益となる見込み。
併せて発表した2Q累計（4～9月）の営業益は705億円（前年同期比18.2％減）で着地した。国内で売り上げが伸び悩み、営業利益率が悪化したことなどが響いた。設備投資の増加も重荷となった。
アイシン精機<7259.T>が下げ幅拡大。トヨタ系部品大手である同社は31日13時、足元の業績を踏まえ15.3期通期の連結営業利益が従来予想の1720億円を下振れ、1650億円（前期比3.4％減）になりそうだと発表した。市場予想（1858億円）も下振れ、一転して営業減益となる見込み。
併せて発表した2Q累計（4～9月）の営業益は705億円（前年同期比18.2％減）で着地した。国内で売り上げが伸び悩み、営業利益率が悪化したことなどが響いた。設備投資の増加も重荷となった。
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