後場コメント No4 黒田電気、富士急行、アプリックス、ダイトエレクトロン、コナミなど

2014/12/19(金) 15:00
★13:48  インターネットイニシアティブ-大幅続伸 京大などと共同研究開発を開始
 インターネットイニシアティブ<3774.T>が大幅続伸。同社は12月18日、傘下のIIJイノベーションインスティテュート(東京都千代田区)が、京都大学、慶應義塾大学SFC研究所(神奈川県藤沢市)、レピダム(東京都渋谷区)とともに、「クライアントと連携した広域分散ネットワークの自動構成フレームワーク」の研究開発を開始すると発表した。
 この共同開発は、4組織が持つネットワーク、クライアントそれぞれの技術の強みを活かした新たな取り組み。4K伝送のような、大容量のネットワークリソースを使うアプリケーションを支えるインターネット基盤の管理技術を開発するとともに、クライアントとネットワークが協調するためのインターフェースを新たに開発する予定。

★13:58  黒田電気-3日続伸 電子回路を紙やプラスチックに印刷できる装置を開発
 黒田電気<7517.T>が3日続伸。19日付「日刊工業新聞」では、同社子会社で液晶パネルの部品を手掛けるコムラテック(東大阪市)が電子回路を紙やプラスチックに印刷できる装置を開発したと報じた。
 導電性の特殊なインクを印刷版に乗せ、電子回路など複雑な配線をプリントする仕組み。価格は1台あたり2000万円程度だが、同社は装置を備えた実験室を持っており、企業向けに1日あたり10万円程度で貸し出す。気軽に電子回路のプリントを試してもらい、製品開発のスピードを高めてもらう狙いがある。回路を印刷でつくる「プリンテッド・エレクトロニクス」の裾野は広がっており、装置の需要が高まりそうだとの報道を受け、買いが入っている。

★14:06  初値決定-サイジニアは5780円 公開価格比2.26倍
 きょう東京証券取引所のマザーズ市場に新規上場したサイジニア<6031.T>の初値は、公開価格の2560円に対し5780円で付いた。公開価格の2.26倍となり、3220円上回った。
 初値出来高は34万3100株で、売買代金は約19.8億円に上った。公開株数とベンチャーキャピタルの保有株の合計に対し、28.60%の売却率にとどまった。VCにはロックアップが掛けられていたが、公開価格の1.5倍以上では解除されている。
 主幹事はSMBC日興証券で公開株数は45万3600株。EC(電子商取引)事業者および小売業向けのパーソナライズ・エンジン「デクワス」を利用したインターネットマーケティング支援サービスを提供している。

★14:09  富士急行-続伸 15年3月14日より「Suica」サービス開始
 富士急行<9010.T>が続伸。同社は12月19日14時に、大月~河口湖間の全線で2015年3月14日より「Suica」システムを導入すると発表した。顧客の利便性向上を目的に、約2億5000万円を投資して準備を進めていたもの。

★14:15  シスメックス-続伸 免疫検査の機器・試薬をアジアで本格展開
 シスメックス<6869.T>が続伸。19日付「日刊工業新聞」では、抗体の有無や量を調べる免疫血清検査の機器・試薬販売をアジアで本格展開すると報じた。中期的にもアジアの抗体検査市場で最大の機器・試薬メーカーを目指すとの報道が好感されている。
 2014年度内に韓国、15年度にインドなど5カ国で新たに薬事承認を取得できる見込みで、販売網は計9カ国以上に広がる。検査機器の性能と独自の検査項目を武器に、成長著しいアジアに照準を絞って免疫分野を攻略する方針。

★14:20  アプリックス-大幅続伸 GACKTプロデュースのイベントでBeaconが採用
 アプリックスIPホールディングス<3727.T>が大幅続伸。同社は12月19日13時10分に、アーティストのGACKT氏がプロデュースする「GACKTが仕掛ける、本気の遊び!! 楽園祭!!『第91期 神威♂楽園 de マトメナ祭』」の大阪公演(12月23日~24日)で、Beaconが採用されたと発表した。同発表後に株価は急伸。

★14:26  ダイトエレク-大幅続伸 アナログ・デバイセズとの指定販売代理店契約を締結
 ダイトエレクトロン<7609.T>が大幅続伸。電子機器商社である同社は19日、米国アナログ・デバイセズ社の日本法人である、アナログ・デバイセズ(東京都港区)との指定販売代理店契約を締結したと発表した。今後、更なる市場拡大が見込まれる、通信インフラ市場、産業機器市場を中心に販売していく方針。

★14:34  コナミ-続伸 スマホゲーム『実況パワフルプロ野球』を配信開始
 コナミ<9766.T>が続伸。同社傘下のコナミデジタルエンタテインメント(東京都港区)は12月18日、人気野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』シリーズで人気を博している選手育成モード「サクセス」を搭載したスマホゲーム『実況パワフルプロ野球』を、同日から配信開始したと発表した。
 高校野球を舞台とする物語を楽しみながら、自分だけのオリジナル選手を育成するゲーム。練習・試合・遊び・恋愛などの高校生活を満喫しながら、甲子園での優勝を目指すもの。物語に登場するキャラクターを自由に設定できる「イベントデッキシステム」を取り入れており、キャラクターの組み合わせによってさまざまな能力の選手を育成することができる。


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