後場コメント No5 大和工業、DLE、HOYA、王将フード、エーザイなど

2015/01/30(金) 15:00
★13:56  大和工業-後場急落 3Q累計営業益1%減 高い利益進ちょくも計画据え置きを嫌気か
 大和工業<5444.T>が後場急落。同社は1月30日13時に、今15.3期第3四半期(4月1日~12月31日)を発表し、営業利益は64.82億円(前年同期比1.0%減)、四半期純利益101.63億円(同16.3%増)となった。配当予想、通期予想は据え置き。株価は通期計画に対する高い進ちょくにも関わらず、通期予想の増額がなかったことで、失望売りに押されているようだ。
 同社では、第3四半期までの業績と各社の今後の見通しを踏まえ、業績予想を据え置くとコメント。中国からの鉄鋼製品・中間材の高水準な輸出が世界の鉄鋼市況を低迷させており、今後とも中国の鋼材供給の動向に注意を払う必要があるとした。

★13:58 DLE-3日続落 「パンパカパンツ」LINEアニメスタンプが日本でダウンロード1位に
 ディー・エル・イー<3686.T>が3日続落。同社は1月30日13時30分に、静岡放送(静岡市)との共同開発キャラクター「パンパカパンツ」のLINEアニメーションスタンプ第2弾「パンパカパンツ 動くスタンプ2」(1月29日リリース)が、日本・アメリカ・台湾のLINEスタンプショップにおいて、ダウンロード数ランキング第1位、タイ、香港、インドネシア、韓国、スペインで第2位、メキシコ、トルコ、インドでも上位を獲得したと発表した。今回は動く文字を取り入れたデザインを採用し、「日本版」「グローバル版」「台湾版」をリリースしている。しかし、マーケットの反応は薄い。

★14:05  HOYA-後場急伸 上限750万株・300億円の自己株取得枠を設定
 HOYA<7741.T>が後場急伸。同社は1月30日13時30分に、決算と併せて、上限750万株・300億円の自己株取得枠を設定すると発表した。
 株主還元を強化するとともに、資本効率の向上および機動的な資本政策の遂行を図るため。市場より買い付け、取得予定の自己株式は株主還元を目的に消却する方針。取得期間は2月2日~5月1日で、上限750万株を取得した場合の発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は1.77%。

★14:15  王将フード-一時ストップ高 通期予想を下方修正も「総還元性向100%を目標」を好感
 王将フードサービス<9936.T>が後場急伸し、一時ストップ高。同社は1月30日14時に、今15.3期第3四半期(4月1日~12月31日)を発表し、営業利益は44.24億円(前年同期比19.4%減)、四半期純利益26.42億円(同15.3%減)となった。配当予想は据え置きも、通期の業績予想については、営業利益を79.87億円→63.25億円(前期比9.6%減)、純利益を49.33億円→37.69億円(同12.9%減)と下方修正。
 営業利益の減少については、未払い賃金・賞与引当金の追加計上、原材料価格ならびに円安による経費の増加などのためとした。
 併せて、同社は来16.3期以降の株主還元方針を発表。「総還元性向」を重視し、配当性向40%以上に加え、自己株式の取得を実施し、総還元性向100%を目標とする方針とされ、これを好感した買いで、発表後の株価は急騰している。

★14:25  エーザイ-大幅続伸 「レンバチニブ」が腎細胞がん対象の試験で主要評価項目を達成
 エーザイ<4523.T>が大幅に5日続伸。同社は1月30日、自社創製の新規抗がん剤「レンバチニブメシル酸塩(一般名:レンバチニブ」が、切除不能または転移性腎細胞がんを対象とした臨床第1/2相試験(205試験)の第2相パートにおいて、主要評価項目を達成したと発表した。
 試験の速報結果では、併用投与群およびレンバチニブ単剤投与群は、エベロリムス単剤投与群に比較して主要評価項目である無増悪生存期間を延長し、特に併用投与群はエベロリムス単剤投与群に比較して統計学的に顕著な有意差をもってPFSを延長。試験において確認された主な有害事象(関連あり)は、併用投与群では、下痢、食欲減退、疲労、悪心、高血圧であり、レンバチニブ単剤投与群では、下痢、悪心、食欲減退、高血圧、疲労、嘔吐だった。詳細な試験結果は、今後学会で発表する予定とした。


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