後場コメント No.3 三井化学、ヤマハ発動機、ドンキホーテ、ベクトル、KDDIなど

2017/02/22(水) 15:00
★12:57  三井化学-3日続伸 傘下がインドでポリウレタンシステム製品の製造・販売する子会社設立
 三井化学<4183.T>が3日続伸。同社は21日に、傘下の三井化学SKCポリウレタンが拡大が見込まれるインドでのポリウレタン需要に対応するため、インド南部のアンドラ・プラデシュ州にポリウレタンシステム製品の製造・販売会社を設立すると発表した。
 今回の新法人設立で、インド国内での事業拡大を図るほか、高成長が見込まれるインド以外の地域でも拠点を拡大し、グローバルな競争力強化を加速していくとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:03  ヤマハ発動機-ドイツ証が目標株価引き上げ 中核事業の業績は引き続き改善している
 ヤマハ発動機<7272.T>が3日ぶり反落。ドイツ証券では、中核事業の業績は引き続き改善していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2550円→3000円と引き上げた。
 2016年上期は円高に加え、ROVで新たな利益の柱が育たなかったことが嫌気され、大きく売られた。ROVは予想を下回ったものの、年を通して新興国の二輪車事業で収益性が改善したことの影響が強いと想定。同社のカギを握るストーリーは、マリン事業からの堅調な寄与と新興国二輪事業の改善と注目。17~18年度営業利益の年平均成長率は17.5%となり、妥当なバリュエーションを伴う成長を予想。

★13:08  ドンキホーテ-ドイツ証が目標株価引き上げ 最高営更新が続く見込み
 ドンキホーテホールディングス<7532.T>が3日続伸。ドイツ証券では、最高営更新が続くと想定。レーティング「Hold」を継続も、目標株価は4200円→4300円と引き上げた。
 業績予想は微修正にとどめ、基本的な見方に変更はないとした。ローコストと機動的な販売戦略を武器に販売好調が継続。営業利益は前16.6期:432億円→今17.6期:465億円→19.6期:499億円を予想。株式市場の一部では、2Q決算が営業減益となったことを懸念しているとみられるが、減益は一時的で、通期では増収増益を確保できると予想。

★13:08  ベクトル-大幅反発 傘下がネイルサロンのデジタルサイネージでプレミアム動画広告を販売
 ベクトル<6058.T>が大幅反発。同社は21日、マイクロアド(渋谷区)の合弁会社であるニューステクノロジー(東京都港区)が、全国53店舗のネイルサロンに設置しているデジタルサイネージのプレミアム動画広告「Trend TV」の販売を開始すると発表した。
 これにより、広告主は感度の高い若年女性に対する集中的なアプローチが可能になるほか、長時間を要する施術中に訴求することで、長尺動画の高い視認性が期待できるという。業績拡大への貢献が期待され、買いが向かっている。

★13:12  KDDI-底固い 「5G」の検証で28GHz帯を利用したハンドオーバーの実験成功 国内初
 KDDI<9433.T>が底固い。同社は22日に、次世代移動通信システム「5G」の検証において、5G周波数帯域の候補の一つである28GHz帯を利用した複数の基地局間をまたぐハンドオーバーの実験に、国内で初めて成功したと発表した。
 KDDIはサムスン電子の技術協力により、東京都内にて28GHz帯を用いたハンドオーバーの実証実験を実施し、市街地や高速道路での走行中において、複数の基地局間をハンドオーバーすることに成功。さらに安定した通信品質の確保に向けて、今後もさまざまな技術検証を進めるとしている。

★13:13  ヤマハ発動機-JPモルガンが目標株価引き上げ マリン事業は今後の不透明感も多い
 ヤマハ発動機<7272.T>が3日ぶり反落。JPモルガン証券では、投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2500円→2600円と引き上げた。
 二輪事業は構造改革の効果もあり、先進国収益を中心に緩やかな改善へ向かう可能性が高い。一方、15年度までの業績ドライバーであったマリン事業は、円高転換や米国景気のリスクなど今後の不透明感も多い。マリンや特機事業での明確な成長戦略が確認できることが同社について強気に転じる条件とした。


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