後場コメント No.2 アウトソーシング、アドバンテスト、ALSOK、日本無線、昭和電工など

2017/02/24(金) 15:00
★12:37  アウトソーシング-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 中長期グロースを評価
 アウトソーシング<2427.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中長期グロースを評価。投資判断「Buy」を継続も、目標株価は6400円→6200円と引き下げた。
 エクイティストーリーは変更なし。業界が活況な国内製造系アウトソーシング事業に加えて、未経験者採用育成モデルにより高成長な技術系アウトソーシング事業を中心とした高い利益成長に注目。特に2018年に注目するとし、2015年9月30日施行の改正派遣法は、一部内容に関して3年間の猶予期間が設けられている。正社員派遣中心の特定派遣事業所は届出制から許可制に変わる。一定のキャッシュ保有も義務付けられ、多くの技術者派遣中小企業が廃業に追い込まると予想。同社はこうした業界再編による技術者を積極的に取り込むことで、今来期にかけて国内技術系アウトソーシング事業において、高成長が見込まれるとした。

★12:40  アドバンテスト-SMBC日興が目標株価引き上げ メモリーテスター受注が大幅拡大
 アドバンテスト<6857.T>が反発。SMBC日興証券では、メモリーテスター受注が大幅拡大していると注目。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1430円→1620円と引き上げた。
 2017年春以降の半導体テスト分野に関しては、2016年好調の反動もあり、SoCテスターの落ち込みを懸念する根強い見方があるものの、10nmプロセスへの微細化もあり底堅い需要が存在することから、堅調持続の公算大。また、3D NANDの本格拡大やDRAM投資の回復などでメモリーテスターに関しては一層の拡大が見込まれる。メモリーテスターを中心に、業績予想を上方修正。なお、SoCテスター受注は今17.3期3Q実績などを踏まえて従来予想を減額したものの、携帯電話用基地局関連需要が拡大すれば、上振れ余地もあると指摘した。

★12:43  ALSOK-ジェフリーズが目標株価引き下げ 非警備ビジネスが不振
 ALSOK(綜合警備保障)<2331.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、非警備ビジネスの不振に打ち消された機械警備の堅調。投資判断「BUY」を継続、目標株価は6300円→6100円と引き下げた。
 3Q決算は、営業利益72億円(前年同期比+0.1%、ジェフリーズ予想81億円)と、予想に対して弱い進ちょく。介護事業の3Qのセグメント損失が1億円に再度拡大したり、ジェフリーズが想定していたほど臨時常駐警備の売上効果が出なかったなど、機械警備以外での進ちょくが予想の未達要因となった。しかし、機械警備の売上進ちょくは再度回復基調に入っており、ALSOKを買う最大の理由である機械警備の規模拡大による同事業の利益率改善シナリオについては、再度見通しは明るくなりつつあると言えるとした。

★12:46  日本無線-反発 アイルランドのTransas社とグローバルな戦略的パートナーシップを締結
 日本無線<6751.T>が反発。同社は24日に、舶用電子機器市場における革新的な製品の提供で世界的なシェアを誇るTransas社(アイルランド・コーク)とグローバルな戦略的パートナーシップを締結すると発表した。
今後、日本無線とTransas社は、顧客に最高のソリューションを提供すべく、研究開発、ハードウェア・ソフトウェアの開発、製品相互供給およびプロジェクトの共同作業において、強力な協業体制を築いていくとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★12:49  昭和電工-続落 米テキサスで高純度ガス販売会社を設立
 昭和電工<4004.T>が続落。24日の日刊工業新聞で、同社が2017年中に米国で電子材料用高純度ガスの供給体制を整備すると報じられた。
 4月に米テキサス州に販売会社を設立するという。製造業の国内回帰を掲げるトランプ米大統領の就任以降、米インテルによる半導体の微細化投資や台湾・鴻海精密工業による液晶パネル工場建設など大型案件が相次いでおり、需要増が見込めるとされる。米国事業の売上高を将来は、100億円規模に育てる考えのもよう。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ