前場コメント No.14 インヴィンシブル、ISID、昭和シェル石油、EPS、古河電気工業など

2017/05/30(火) 11:30
★10:51  インヴィンシブル-野村が目標株価引き上げ 再度の下方修正回避姿勢を見せた
 インヴィンシブル投資法人<8963.T>が変わらずを挟んで4日続伸。野村証券では、再度の下方修正回避姿勢を見せたとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を58000円→64000円と引き上げた。
 同投資法人が今回、物件取得により業績予想の下方修正を回避した点を、前向きに評価。また、今回ホテル市況の一時期と比べた改善傾向を踏まえ、17.12期の業績予想前提上のホテルの稼働率と宿泊単価の計画は前回予想から据え置き、同期の予想DPS(1口当たり分配金)を2.4%上方修正。今後も月次のホテル業績を確認しながら、計画の達成確度を見極めることが焦点。他方物件取得面では、 Fortressの優先交渉対象パイプラインがホテル22物件、推定3000億円、住宅9物件、同200億円と豊富にあると注目。

★10:54  ISID-続落 ソニーCSLなどとAIによるデータ解析サービスCALCの提供開始
 電通国際情報サービス<4812.T>が続落。同社は30日、ソニーコンピュータサイエンス研究所(品川区)、クウジット(東京都港区)の3社と業務提携に基づき、ソニーCSLが開発した人工知能(AI)技術による大規模データ解析サービス「CALC(カルク)」の提供を開始すると発表した。
 同サービスは、ISIDによるCALCの解析ツール販売と解析・コンサルティングサービス提供、クウジットによるCALCの顧客向け教育プログラム提供で構成される。CALCを適用することで、従来の解析手法では推定が難しいデータ内関係因子の直接的な相関が明瞭になり、経営上の選択肢を明確化できるため、より確度の高い意思決定を行うことができるようになるという。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★10:54  昭和シェル-野村が目標株価引き下げ 経営統合が不透明な中で積極スタンスは困難
 昭和シェル石油<5002.T>がもみ合い。野村証券では、経営統合が不透明な中、積極スタンスは困難と判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1140円→1050円と引き下げた。
 石化市況の下落、太陽電池の不振を主因に、今17.12期(目標株価の算定基準期)の在庫損益などを除く修正EPS予想を下方修正。太陽電池の黒字化は見通し難い上、出光興産(5019)との経営統合に関する不透明感もあり、積極的な投資スタンスは困難との見方を継続。財務は健全だが、増配可能性が見えてこないと指摘。

★10:58  EPS-東海東京が目標株価引き上げ 17.9期業績予想を上方修正
 EPSホールディングス<4282.T>が5日ぶり反発。東海東京調査センターでは、今17.9期業績予想を上方修正。レーティング「Outperform」を継続、目標株価を1900円→1960円と引き上げた。
 会社側は今17.9期通期の業績については、期初計画を変更せず売上高が前年比10.1%増の580.0億円、営業利益は同4.4%増の65.0 億円と計画。東海東京では、1~2Q累計の業績好調や、高水準の受注残などから、今17.9期営業利益は会社計画を上回る前年比17.3%増の73.0億円と予想。前回予想68.5億円、前年比10.1%増から4.5億円の上方修正になるとした。

★11:01  古河電気工業-3日ぶり反発 「超軽量CNT電線の開発」テーマがNEDOのプロジェクトに採択
 古河電気工業<5801.T>が3日ぶり反発。同社は29日に、同社の「超軽量カーボンナノチューブ(以下、CNT)電線の開発」テーマが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト」に採択されたと発表した。
 今後、人工知能やマルチスケール・シミュレーションといった先進的な計算機科学を活用することにより革新的な材料開発手法を構築し、実験や試作を劇的に効率化することでCNT電線の実用化に向けた開発を大幅に加速するとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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