前場コメント No.1 ダイキン、日本ビューホテル、日本ラッド、ハーモニック、ブロードバンドタワーなど

2017/08/18(金) 11:30
★9:00  ダイキン工業-みずほが目標株価引き上げ 1Q決算は良好 中長期でもシナリオ豊富
 ダイキン工業<6367.T>が3日続落。みずほ証券では、1Q決算は良好であり、中長期でも新興国普及、VRV拡販、北米生産性改善などシナリオは豊富と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を12500円→13000円と引き上げた。
 主なポイントは以下の3つ。(1)1Q決算は欧州など一部地域における天候不順の影響を、日米中を中心とした業務用、住宅用マルチエアコンの拡販により吸収、半導体向け樹脂ゴムなどをけん引役とした化学の改善も加わり、良好な内容、(2)2Q以降は上記地域での堅調な販売に加え、モデルチェンジに伴う売価改訂の進展も加わり、堅調な推移が期待されること、(3)中長期でも新興国での普及率上昇に加え、住宅用マルチの中国以外での拡販、ヒューストン工場本格稼働による北米の収益性改善、M&A活用によるアフター事業の強化など成長シナリオは豊富なこと。
 3月8日のカバレッジ再開後の株価は3%強上昇とほぼTOPIX並み。しかし、年度後半から来19.3期以降を俯瞰(ふかん)すればシナリオは豊富であり、中長期視点からはやはり魅力的な1社とした。

★9:00  日本ビューホテル-4日続伸 通期純利益を上方修正 福島原発に絡み補償金受領
 日本ビューホテル<6097.T>が4日続伸。同社は17日、18.4期通期の連結純利益予想を従来の1.2億円から1.6億円(前期は15.5億円の赤字)へと引き上げると発表した。
 東京電力の福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所での事故による逸失利益の補償金として0.6億円を受領することで合意したという。

★9:00  日本ラッド-買い気配 アドバンテックとインダストリアルIoT分野で協業
 日本ラッド<4736.T>が買い気配。同社は17日に、産業用コンピュータの分野で世界トップシェアのアドバンテックと、インダストリアルIoT(IIoT)分野におけるソリューションの販売において協業することを発表した。
 この協業はアドバンテックが推進するワールドワイドなWISE PaaSとIIOTのアライアンス上での日本初となる提携に基づいており、インダストリ4.0に対応するスマートファクトリーにフォーカスしたソリューションを提供するとしている。

★9:01  ハーモニック-売り気配 みずほが「中立」へ引き下げ 高水準の業績成長は織り込み済み
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324.T>が売り気配。みずほ証券では、株価上昇により高水準の業績成長は織り込み済みとみて、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は3900円→4800円と引き上げた。
 高水準の受注推移、従来想定を上回る増産体制の立ち上がりを受け、目標株価を引き上げるものの、株価上昇によりさらなる上値余地は限定的と判断。みずほでは、4~6月の単体受注高(180億円)には顧客からの前倒し受注が60億円程度含まれていると推定しているとし、好調な実需が継続する環境下においても、7~9月以降の受注モメンタムは前四半期比では鈍化する可能性が高く、株価も調整局面に入ると予想。
 主力製品である小型精密減速機の市場は、省人化需要の高まりを受け、産業用ロボット向けを中心に中期的に拡大が続くとの見方に変更はないとした。

★9:01  ブロードバンドタワー-買い気配 5Gデータセンターにおいてイードと協業開始
 ブロードバンドタワー<3776.T>が買い気配。同社は17日に、開設予定の5Gデータセンターにおいて、イード<6038.T>と協業を開始すると発表した。
 同社は第5世代(5G)データセンター開設のため、大手町地区に拠点を確保し、2018年8月に「千代田区新データセンター」を開設する予定。両社では「産業を支える情報通信インフラ」と「自動車業界、情報通信業界におけるネットワーク」を活かして、2020年の自動運転技術、電気自動車(EV)、5Gモバイル通信などの実用化を見据えた、5Gデータセンターの活用や、自動車特化型アクセラレーター「iid 5G Mobility」との展開を共同で推進するとしている。


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